ケアストレスカウンセラーで学んだこと その27 | 資格コンサルタントの意識高い日々。

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2021年に犯罪被害に遭いましたが踏ん張って生きています。資格は70個ちょっと保有しております。同じく闘病中の方にとって少しでも励みになれたら嬉しいです。

こんにちは。
本日もご覧いただき、ありがとうございます。


今回は対人認知の実態についてまとめてみました。
よろしくお願いします。

1.対人認知の難しさ
実際のコミュニケーション場面では話し手が、顔と声で異なる感情を表すこともあります。
例えば顔は笑っているのに声は怒っている…ですとか。
このため、感情(情動)認知にあたり、相手の感情を性格に判断することは意外と難しいものです。そしてパーソナリティ認知は、相手との関係や認知する人自身の要因が強く影響するため、正確な認知は難しいです。
より正確なパーソナリティ認知をするにはまず、自分が人のパーソナリティを認知するときの癖を知ること、つまり自己理解を深めることが必要です。
相手の第一印象やそれまでの自分の物の見方に固執していると正確なパーソナリティ認知に近付くことができません。

2.対人認知の留意点
①相手の情報は一部に過ぎない
4つの窓、という話をご存知でしょうか。
下記イメージの通り、人には4つの面があります。
〈イメージ〉
その為、自分は相手の全てを知っているとは思わないことです。
実際には相手の噂やごく一部のことを知っているだけで相手の全体像を組み立てて「優しい」「怒りっぽい」と結論づけているだけなのです。
しかしその組み立て作業の途中で自分の価値判断や物の見方などを加えてしまっています。
このため、組み立てた全体像=相手の真実の姿とは限らないのです。

②対人認知は相手の外見に影響される
自分でも気付かないまま日常的によく起きることですが、相手の顔や体格により相手を判断しています。
〈例〉
・丸顔のふっくらした人→優しい
・目の細い人→冷たい
・痩せている人→神経質
・太っている人→おおらか
など…

さらに、相手の何を手がかりとしてどのような推測をするかは、判断する人のパーソナリティや気持ち・態度・過去の経験などにより違います。
よって、対人認知は様々な要素により変わるものといえます。

③対人認知は一方的なものではない
相手はどういう人か知ろうとしているように、相手もこちらを知ろうとしています。そのため、意識的もしくは無意識的に相手が自分のことをどのように思っているかを探り、このように思われたいという印象を相手に与えようとします。このことを自己呈示といいます。

④自分自身をよく知っておく
正しい対人認知をするためには、自分自身のこころの働きに気付き、それを認めることが必要です。普段から自分の考え方や言動の傾向を客観的に知っておくことで、自分の感情や態度を意識的にコントロールする事ができるようになります。これを、自己覚知といいます。
また、自分自身の非言語的メッセージを意識することも必要です。

3.人間関係を良好にするために
正しい対人認知がされると相手の取る行動の本当の意味を理解できたり、相手の行動を予測できるようにもなります。
例)「この人が笑顔で考えておくと言ったら、ダメという意味だな」
「あの人だったらきっとうんと言ってくれるだろう」…など。
そのためには
・自分の感じ方や物の見方を知ること
・常に自分の対人認知を修正していく気持ちを持つこと
が大切です。


今回は以上になります。
いかがでしたでしょうか?
今回、わたしもケアストレスカウンセラーの勉強を始めて、対人認知が歪んでいることに気付き、自分は基本的に否定から入る癖があるということに気付き、日々気を付けながら人と接するようにしています。
この対人認知の修正は一生涯にかけて修正が必要なんだと思いました。

それでは最後までご覧いただきありがとうございます。
また次回をお楽しみくださいキラキラ