◆爺の会社です
本日は、TZのカウル補修から取り掛かります
朝のタイムアタック時の転倒で、スクリーンは吹っ飛んだものの、
幸い、耳の部分は残って原型を留めているアッパーカウル
案外、走ってる絵は違和感が無い(笑)
折れてはいるものの、繊維は切れておらず
”首の皮一枚繋がっている”状態
↓裏から見た図
FRP補修します
先ずはアセトンで脱脂
ファイバーマットを切り出して
樹脂を流します
固まるのを待つ間に
アンダーカウルに取り掛かります
こちらは表面の塗装にキズが入っただけ
塗膜が無くなるまで深くは削れてイナイように見える
ペーパーで均して
磨いてみた
やはり、ほとんどの下地塗装は残っている
文字部分のタッチアップで修復できそうだ
ペイントを手配しておこう
続いて、エンジンに取り掛かります
排気側に深いキズのあるシリンダー
#240のペーパーでクロスに磨いてみた
けっこう残ってるなぁ
リングの飛び込みキズまであるし
まあ、このくらいのキズなら回転に影響は出ない
もっと深い傷が無数にあっても、案外、何ともなく回るもんだ
なので、シリンダーはボーリングせず、
STDサイズのピストンを入れます
念のため実測
φ47.18mm : OK
バリ取りのためのペーパー掛け
拡大すると、こうなります
ピストンを組んでサークリップを入れたところ
かなり老眼が進んだ爺の眼では、
サークリップが定位置に収まったかなんて見えやしない
スマホで拡大しながら確認します
↑溝にハマってないうえに、切り欠きに引っかかってる
↓溝にきちんとハメて、切り欠きをズラしたところ
ヘッドは、磨きましたが、デトネ跡が目立ちます
一応、NEWヘッドも用意はしてますが
↑右が1mm削り落とした高圧縮ヘッド
TZを耐久レースに使い続けるのなら、
ノーマル圧縮に戻してってのも選択肢だけど、
次回からはYZF-R125を投入予定なので、TZはスプリントに限定!
なので、TZは現状の高圧縮ヘッドを、もう少し使い続けます
ノーマル圧縮はTZRでテスト
ヘッドを組んで新しいプラグをセットしようとしたところでトラブル発生
用意していたプラグは電極一体タイプでした
TZのプラグキャップはネジ部勘合タイプ
在庫を確認したら、全て電極一体タイプダタよ
レース時にプラグトラブルが無くてヨカタよ(汗)
一旦捨てたプラグを改修して取り付け
ゴミカバーになるし、
このまま交換を忘れてしまっても、始動はできる
さて、TZRも確認しときましょうか
フォークをバラします
このTZR,ステムから先はSDR200のパーツを流用しています
元々SDRにはアジャスターが無いのですが、
ピーテックオリジナルのプリロードアジャスター(ワンオフ)を使っています
フォークをバラしたところ
劣化していないオイルの赤がワインの様だ
取り出したゴールドバルブ
特に圧側減衰が足りナカタので、バルブを作り直します
今日はシナイケド
エンジンに取り掛かります
プラグを見ても、分かりません
コースで、全開 → プラグチョップ後なら何とかって程度です
ヘッドを見れば、よく分かります
↓驚くほど、ホド良い焼け具合(笑)
TZRはノーマルヘッド(ノーマル圧縮)です
ピストントップの状態も良好!
↓排気側、なんだ、このキズひとつないテカテカ感は!
TZとは大違いで、全くキズが有りません(驚!)
当然、シリンダーにもキズは無し
↓排気側
↓吸気側
実働時間が短いとはいえ
TZ 5h + 53 min
TZR 1h
これほどダメージが無いとは・・・・
中低速トルクが太いから、エンジンだけならTZ(に載ってるYZ85)と大差ない速さなのに、
これだけライフが長いなら、将来的に、この仕様に統一するのもアリかも
ま、もうちょっと様子を見ることにしよう
今日はここまで