通信制高校の三者面談〜場面緘黙症の進路〜


私が通っている通信制高校の三者面談での体験談、相談した感想、相談して見えた今後の進路などについてお話します。


通信制高校に通っている方やこれから通おうとしている方、同じ場面緘黙症の方などの参考になったら幸いです。


面談の流れ 


1ヶ月ほど前に日程希望の紙が配られるので、記入して2週間前までに提出する。

メールで日程が発表される。

面談時刻の5分前には学校に到着。

面談スタート。

履修登録をして、学費を確認。

テストや成績の話。

自分たちから相談。

進路について。


全日制の学校と時間はあまり変わらず、30分ほどです。


先生から 


先生から伝えられたこと、聞かれたことを書いていきます。


・今年度はどんな年だったか

→今年度の振り返りとして、どんな年だったかを聞かれました。わざわざメモも用意してくれたので、書いて答えました。


・履修登録(今年度の学費)

→来年度履修する教科の確認を行いました。数学A、生物、言語文化など、2年生も受ける教科は決まっていました。ただし、追加しても良いそうです。大学に行っても行かなくても、数学Ⅱはやっておきたいなと思っていたので、追加しました。しかし、数学Ⅱを受ける人はこの学校にはいないそうです。つまり、一人でテストを受けるということになる可能性が高い…不安ですが、頑張ろうと思います。受ける教科を追加すると、少しだけ学費が高くなってしまいますが、数万円ですし、3年生で履修する科目を減らせば良いことなので、あまり問題はありません。


・テスト(単位認定試験)について

→テストの結果を見せてもらいました。通信制の単位認定試験でかなり簡単だったため、全て95点以上。今年度の単位はすべて取ることができました。しかし、転校生のテストがまだ終わっていないため、解答用紙が返ってくるのは先になるそうです。


・成績について

→成績も同じく、転校生のテストが終わるまで見せてもらえないそうです。レポートもテストも問題なければ5になるのか、それとも発言できない私は低めに設定されているのか…それは気になるところ。


・来年度の意気込み

→面談の最後に来年度の意気込みを聞かれました。同じく書いて答えて、面談は終わりです。


自分から 


事前に伝えたいこと、聞きたいことをメモに書いておいて、全て答えていただきました。


伝えたこと、質問したことに対する先生の答えを書いていきます。(答えは要約しています。)


・CBTでも英検のスピーキングができる気がしないので、英検の範囲も勉強しつつ、代わりにTOEICを受けようと思っています。ですが、高校生でTOEICを受けるのはあまり良くないと聞きました。受けても大丈夫でしょうか。

→基本は英検をおすすめしているが、TOEICでも良いと思う。企業で必要とされるのは600点以上だが、400点以上なら調査書にも書ける。まずは400点以上を目指してほしい。


・日商簿記3級、MOS Associateに合格しました。

→素晴らしい(と褒めていただきました)。生かせる仕事につけると良いと思う。もっと能力を伸ばしてほしい。


・日商簿記2級、MOS Expertも今後取ろうと思っています。

→そこまで行けば社会で十分活かせると思う。是非取ってほしい。


・大学に行くべきか迷っています。プレゼンがでかないと卒業できなかったり…不安があります。

→まずは行きたい大学を調べて相談すること。今は合理的配慮と言って、話せないことを伝えれば資料をしっかり作ればOKとしてくれる大学も多い。話せないからと諦めるのはもったいない。


・指定校推薦はどのような条件で受けられますか?やはり喋れないと厳しいでしょうか。

→それも学校によるが、面接は必ずある。プレゼンを課されることも多い。学校によっては面接は筆談でも可になるかもしれない。相談してみること。


・文系、理系の選択はするのでしょうか。

→選択はするが、文系であることが前提の授業をしている。クラス分けはない。(理系は厳しいということ。)


・ここの高校の人はだいたい大学に行くのでしょうか。

→9割は大学に行っている。ここから就職した人はいない。就労支援を受ける人はいた。大学に行っても就職するでもサポートはする。


・一般受験の場合は学校の勉強だけじゃ足りないですよね。

→足りない。予備校などに行っている人が多い。


・就職になったら全日と同じように就活するのですか。

→全日とは違う。サポートはもちろんする。


今後の進路 


今後の進路についても話しました。


大まかな道は見えたので、書いておこうと思います。


①理解してくれる大学を探して進学

事前に大学に事情を説明し、理解してもらったうえで受験します。受験方法は決めていませんが、プレゼンがあると総合型は厳しいかもしれません。


②理解してくれる会社に就職

事前に会社に事情を説明し、理解してもらったうえで就職します。先生の知っている会社をいくつか紹介してもらいました。


③障がい者手帳を取得し、障害者雇用で就職

まだ手帳を持っていないので、取得するところからになります。障害者雇用であれば、色々な会社に希望を出せると聞きました。こちらも先生の知っている会社をいくつか紹介してもらいました。


④専門学校で学費免除を狙う

簿記を頑張れば専門学校で学費免除を狙えるところがあるそうです。今のところ目指すのもありかなと思っています。


感想 


聞きたいことが多すぎて、1人30分のところ50分ほど話してしまいました。


私の後に人がいなくてよかったです。


担任の先生は、本当に親身になって相談に乗ってくださいました。


ありがとうございます。


来年も同じ先生が担任を持ってくださるそうです。


できれば3年生でも同じ先生が良いな…


今回相談したことを忘れずに、これから頑張っていこうと思います。