簿記3級に独学で合格した方法


日商簿記3級は高校生でも合格できる資格です。


今回は、私が簿記3級に合格した方法を書いていこうと思います。 




勉強方法 


参考書は、スッキリわかる 日商簿記3級と、スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集を使いました。


この二冊をセットでやり込めば合格は堅いです。





私の勉強方法をお教えします。


テキストを読む

テキストに対応する問題を解く

もう一度問題を解く

間違えた問題は、テキストを読み返しもう一度

予想問題を解く

間違えた問題を確認し、合格点に届かなかった場合は時間を開けてもう一度解く

直前は間違えやすい問題を解く


勉強時間は150時間ほどです。


私は1日2時間ほどの勉強をして、約3ヶ月で合格しました。


ポイントと注意点 


簿記3級はポイントを押さえていれば合格できます。


ミスしやすい問題も、注意点に気をつけて確実に点を取りに行きましょう。


ポイント


・第一問

第一問は仕分け問題が出題されます。配点は45点です。合格点が70点以上ですから、第一問で満点を取れば、あとはたったの25点で合格です。簿記は仕分けが分かれば合格できると言われるほどなので、ぜひ仕分けを完璧にしてください。そして、1問1分以内で解けるようにすると良いでしょう。


・第二問

第二問は帳簿関連、語句選択の問題が出題されます。配点は20点で、配点があまり大きくない割に、難易度が高く、出題形式のバリエーションも豊富なため、対策もしにくかったです。ただ、完璧に答えられなくても部分点が貰えることが多いので、諦めてしまうのはもったいないです。分かるところだけでも解くようにしましょう。


・第三問

第三問は精算表、決算整理後残高試算表、財務諸表のいずれかが出題される可能性が高いです。どれが出題されても対応できるよう、練習しておく必要があります。しっかり対策すれば、満点を狙える問題です。時間を気にしながら、じっくりと解いていきましょう。


注意点

・いつの仕分けをするのか

「〜だったが、本日〜」と書いてあったら、本日以降に書いてある内容が解答すべき取引です。


・貸倒れと貸倒引当金

当期に発生した売掛金等が貸倒れた時、貸倒引当金の期末残高がない時は、全額貸倒損失で処理。前期以前に発生した売掛金等が貸し倒れた時は、設定してある貸倒引当金を取り崩し、貸倒引当金を超える貸倒額は貸倒損失で処理します。


・備品か商品か、未払金か買掛金か

「販売用の車を購入し、代金は後日支払うこととした。なお、当社は車販売店を営んでいる。」という問題が出題された場合、「車=備品」としてはいけません。車販売店にとっての車は商品です。

また、商品の場合は、後日支払う=未払金ではありません。商品代金の未払いなので「買掛金」と処理します。


申し込み方法 


※私の体験談で、ネット試験の場合の申し込み方法です。同じネット試験の会場でも、会場によって多少異なると思います。


簿記2級・3級テストセンターの全国統一申込サイトで、日時、会場を決めます。こだわりがなければ最寄りの会場でいいと思います。

電話やネットなどで申し込みます。

受験料を支払います。私は直接会場に行き、現金で支払いました。

申し込み完了。


当日 


持ち物

電卓

時計

受験票

身分証明書

計算用紙と筆記用具は会場で配布されます。


当日の流れ

※私の体験談です。会場によって多少異なると思います。


試験会場に10分前には着き、受付をします。

試験画面に受験者情報を入力します。

受験の目的などが聞かれました。

自分のペースでスタート。

解答後、試験官の指示に従って結果を表示します。

合格していれば、デジタル合格証を受け取れます。

受験完了。


簿記3級を受験してみて 


将来のために何か資格を取りたいなと思い、調べて出てきたのが簿記でした。


簿記という言葉を初めて聞いた私でも、テキストを読んでしっかり勉強したら合格することができました。


将来この資格を活かしたいと思っていますが、一般的には3級だとまだ使えないと言われています。


高校2年生のうちに、活かせると言われている簿記2級に合格したいなと思います。


この記事がこれから簿記3級を受験する方、何か資格を取ろうと思っている方の役に立てていたら幸いです。