第3講解説

問1 ④

問2 (d)

問1と問2の解説

 非共有電子対同士の反発は“共有されていないから”大きい。共有電子対同士の反発は“共有されているから”小さい。そんなシンプルな感覚でOKです。イメージ的には,非共有電子対はその原子にべっとり存在しているためにそれが2個以上あると大きな反発を生じます。そのため,共有電子対はその原子の中で隅っこに押しやられてしまい,共有電子対同士の位置は狭くなります。つまり,非共有電子対を2個もつ⇒大きな反発があり共有電子対を隅っこに押しやる⇒押しやられた共有電子対同士の結合角は小さくなる,という流れです。授業の通りですね。

問3

折れ線

問3の解説

授業で扱った電子式を確認してください!

問4

(1)酸性

(2)Al³⁺+H₂O⇔Al(OH)²⁺+H⁺

問4の解説

 水溶液中の3種のイオン,Al³⁺,K⁺,SO₄²⁻のうち,加水分解反応を起こしpHを変化させるのはアルミニウムイオンのみですね。カリウムイオンは強塩基由来のイオン,硫酸イオンは強酸由来のイオンですから,それらの加水分解反応を考えません。

問5

(1)酸性塩で塩基性(2)酸性塩で酸性(3)正塩で酸性(4)正塩で塩基性

問6

(1)HCO₃⁻+H₂O⇔H₂CO₃+OH⁻

(2)NH₄⁺+H₂O⇔NH₃+H₃O⁺,またはNH₄⁺⇔NH₃+H⁺

問7

水素イオン=0.02×0.2×2=0.008mol,水酸化物イオン=0.05×0.1×1=0.005molなので,中和反応後の水素イオンの残量は0.003molになります。本問のポイントは授業と同様,ここからです。全体は200+100=300mLになっていると考えるべきですから,水素イオン濃度は0.003÷0.3=0.01mol/Lとなり,pH=2です。全量,忘れずに。授業の通りです。