今回は2集の内容のみです。冬期「藤原の化学(共通テスト編)」に数多く入れてある自習用の「一問一答」「正誤問題」と同じ形式にしてみました。冬期と重複する問い方はしていません。知識ものってやっぱり一問一答や正誤問題が確認しやすいですよね。もちろん,冬期のものは無機や理論も含めた全範囲型です。今回のものは2講分の知識の確認に,冬期のものは年間分の知識の確認に,効率よく使っていただければ幸いです。

(一問一答)

まずは今回の授業内容から

1:たんぱく質が硝酸で黄色くなる反応の名称

2:たんぱく質が銅イオンで赤紫色になる反応の名称

3:胃液に含まれているタンパク質分解酵素の名称

4:3の最適pH(2,7,8から選ぶ)

5:牛乳に多く含まれているリンタンパクの名称

6:システインの側鎖にある-S-Hの名称

7:6の基2つからできる結合の名称

今度は以前の内容から

8:枝分かれをもつ方のデンプンの名称

9:デンプンの分解酵素の名称

10:ショ糖分解後の混合物の名称

11:別名動物デンプンと呼ばれる多糖の名称

12:デンプンを分解途中で得られるやや甘みをもつ糖の名称

13:アルコール発酵の酵素名

14:和名乳糖の二糖類の名称

(正誤問題)

①α-へリックスのらせん構造は一般に右巻きである。

②絹を構成する主なタンパク質はケラチンとセリシンである。

③単純タンパク質の中で窒素の質量百分率は第3位である。

④システインの側鎖末端を酸化すると両者がつながる。

⑤天然のタンパク質を構成するα―アミノ酸の多くはL体である。

⑥中性付近で陰極に電気泳動するタンパク質は塩基性アミノ酸を多く含んでいる。

⑦アミロースはアミロペクチンよりも水に溶けやすい。

 

(一問一答)

①キサントプロテイン反応

②ビウレット

③ペプシン

④2

⑤カゼイン

⑥チオール基

⑦ジスルフィド結合

⑧アミロペクチン

⑨アミラーゼ

⑩転化糖

⑪グリコーゲン

⑫デキストリン

⑬チマーゼ

⑭ラクトース

(正誤)

①○

解明されていないことの一つですが,暗記事項としては出題があります。

②×

絹≒フィブロイン+セリシンです。セリシンを取り除き光沢を得ています。

③○

炭素,酸素,窒素,水素の順ですね。炭素以外は原子量で順番が決まってしまっています。

④○

水素が減る≒酸化ですね。

⑤○

これも出題の多い暗記事項です。

⑥○

塩基性アミノ酸→等電点が塩基性→中性では陽イオン→陰極へ電気泳動

⑦○

分子量の小さいアミロースの方が水に溶けやすいです。