第1講解答解説

問1

ア:14                 イ:窒素              ウ:β

 原子番号が一つ大きくなる変化≒β崩壊,です。

パンダ

問2

①○

②✕

 同じ電子配置のイオン半径なので,「原子番号が大きいほうが最外殻電子に対する有効核電荷が大きくなるので半径は小さくなる」の約束を用いて考えます。当然,“Na⁺の半径<F⁻の半径”になります。

③✕

 “気体状態の原子から1個の電子を取り去るのに必要なエネルギーをイオン化エネルギーといい”は正しいです。イオン化エネルギーが大きいものほど陽イオンになりにくいので誤の文になります。

④✕

 ヘリウムは電子数=最外殻電子数=2です。例えば“ヘリウムを除けば”とあれば正の文でした。

⑤○

パンダ

問3

①○

 BeのL殻は2Sに2個ですが,BのL殻は2Sに2個のほかに2pに1個入ります。pにある電子は比較的エネルギーが高く変化を受けやすいため,イオン化エネルギーは小さくなります。授業の通りですね。

②○

 “傾向”程度の言葉では例外があることは言及する必要なく正の文と判断すべきです。

③✕

 NのL殻は2Sに2個と2pに3個なので3つの2pに一つずつ電子が入っていると考えます。しかし,OのL殻はさらに2pに一つ入ります。これにより3つある2pのどこか一つの軌道に2つの電子が入ることになり,電子同士の反発によりやや不安定になります。よってイオン化エネルギーが小さくて済むと考えるのでしたね。ノートで確認しましょう。

④✕

 同価電子数=同族,なので,原子番号が大きくなれば半径の拡大とともにイオン化エネルギーは小さくなります。

パンダ

問4

①④

 ある程度の炭素数をもった飽和脂肪酸であればよいでしょう。オレイン酸やリノール酸のような不飽和脂肪酸は分子が曲がっているため単分子膜がうまく形成されないのは明らかです。

パンダ

問5

約42%

 154のものとは,Cが1個,³⁵Clが3個,³⁷Clが1個のものです。³⁵Clは確率0.75,³⁷Clは確率0.25ですから,₄C₃・(0.75)³・(0.25)≒0.42になるので約42%とわかります。コンビネーション計算はこのテーマでは必須でしたね。演習問題1の解説を確認しておきましょう。

パンダ

問6

 元の量と比べて,0.032倍になっています。本来は対数計算に持ち込むところですが,今回はlog値が与えられていませんので,近いものを選ぶだけになります。

 5700×1=5700年→元の0.5倍

 5700×2=11400年→元の0.5×0.5=0.25倍

 5700×3=17100年→元の0.5×0.5×0.5=0.125倍

 5700×4=22800年→元の0.5×0.5×0.5×0.5=0.0625倍

 5700×5=28500年→元の0.5×0.5×0.5×0.5×0.5=0.03125倍

パンダ