当事務所の児玉が代表を務める、全件収容主義と闘う弁護士の会、「ハマースミスの誓い」が、声明を出しました。

以下、貼り付けます。


声明

 与党が今国会に提出した、「本邦外出身者に対する不当 な差別的言動の解消に向けた取組みの推進に関する法案」は、「適法に居住する者」に対象を限定しています。

 思い出してください。

 ヘイトスピーチが大きな社会問題になるきっかけになったのが、2009年に発生した、在留資格を有しない家族を攻撃するデモ行進だったことを。

 思い出してください。

 政府からの迫害を免れるために、適法なパスポートを持たずに出国・入国を余儀なくされている多くの難民申請者を取り上げ、「そうだ、難民しよう」と揶揄したイラストが国際的にも強い非難を浴びたことを。

 差別を解消することが目的のはずの法案が、在留資格を有しない者への差別を許容し、助長・扇動する結果を生じさせます。

 私たちは、「適法に居住する者」に対象を限定するこの法案に反対します。

2016年4月14日

全件収容主義と闘う弁護士の会
ハマースミスの誓い
代表 児玉晃一