梅雨に入りぐずついた天気が続いています。今回は、読んでいると雨が降ってくるのが待ち遠しくなってしまうような“あめ、かさ、みず”にちなんだ絵本を3冊ご紹介します。
かさ
雨の中を女の子が赤いかさをさしてお父さんを迎えに行くまでの出来事を、文字なしの絵のみで伝える絵本です。黒一色で描かれた背景に、女の子の赤いかさだけが浮かび上がりとても印象的になっています。
あめ ぽぽぽ
ある雨の日、男の子がママといっしょに公園に出かけます。
ぽぽぽ、ぽとぽと、じゃくじゃく、ぴちょんぴちょん…など、リズミカルな言葉が雨粒の一滴一滴にまでこだわったやわらかな絵に溶け込み、とても心地よくなれる絵本です。
しずくのぼうけん
バケツから飛び出した水のしずくが旅に出るお話です。
きれい好きなしずくはよごれた体をきれいにするため、クリーニング屋さんへ行ったり病院へ行ったり…
太陽が現れ温度が上がると蒸発して雲となり、雨となって気温が下がると凍りつき…と、水の性質も知ることができる楽しい絵本です。