4月は入園・入学とお子さま達にとっても新しい生活が始まる季節です。そのような時期におすすめのちょっとユニークな2冊の絵本をご紹介します。

1冊目は長谷川義史作“ようちえん いやや”です。
「ようちえん いややー!」と大泣きする子ども達。そんな子ども達には幼稚園に行きたがらないそれぞれの理由があります。イチゴが好きなのにモモ組だから? 下駄箱が一番下だから? でも本当の理由は他にあるようです...
この絵本の中には沢山の子ども達の顔が描かれています。最初は全員泣き顔でしたが、最後にはにこにこ顔になります! 

2冊目はローレン・チャイルド作“ぜったい がっこうには いかないからね”です。
“僕には妹がいて、これがなかなか世話のやけるやつなんだ。妹は言うんだ「わたしは、まだ大きくなんかない。学校へ行っている時間なんかないと思うの」”
学校へ行くことへの不安を隠すために、強気なへりくつを並べるちょっとおませな妹のローラと妹思いのやさしいお兄ちゃんの会話がとても心温まる作品になっています。ローラのお友達のソレンとは?

2冊とも子ども達の不安な気持をうまく表現しており、彼らの成長を応援しているように思えてくる作品になっています。