今回は2種類のニザダイの仲間をご紹介します。
まず、映画「ファインディング・ニモ」ではドリーの名前で親しまれているナンヨウハギです。
コバルトブルーを中心に黒と黄の鮮やかな模様を持つことから観賞魚としてとても人気があります。インド洋・太平洋のサンゴ礁域に広く生息していて、大きいものでは20~30cmに達するものもいるそうです。クリニックの水槽内では、ちょっとした物音でも岩陰に隠れていまう臆病な性格ですが、ときどき他の魚を威嚇していることもあります。人影を見ると逃げてしまうことが多いので、気づかれないようにそっと覗いてみてください。
もう一種類は、縦じまのヒレナガハギです。
名前のように大きなヒレが特徴で、普段はこのヒレを立てずに泳いでいますが、驚いたときや相手を威嚇するときには写真の様にヒレを大きく広げます。東・南シナ海から太平洋などに生息しており、大きくなると30~40cmになります。
ずっと見ているとヒレを大きく広げることがありますよ!