今回は、今年3月に71歳で他界されたイラストレーターであり作家の安西水丸さんの作品 “がたんごとん がたんごとん” と、安西さんと同時期に活躍されたイラストレーターの和田 誠さんの作品 “みつばち ぴい” をご紹介します。

“がたんごとん がたんごとん” では、赤ちゃんの目にもくっきり映りそうな黒い汽車が、身の回りにあるものを次々と乗せていきます。
「がたんごとん がたんごとん」、「のせてくださーい」と繰り返すリズムのある言葉が心地よく、お子様と一緒に声に出して楽しめそうな絵本です!
初版から20年以上たった今でも続編が出版されています。

“みつばち ぴい” は、なまけ者のぴいが群れから離れ、外の世界で色々な経験をするお話です。
クモの巣に捕まってしまったり、暗い森に迷い込んでしまったり...
ストーリーの素晴らしさに加え、縦書きの文字を生かした構図は1964年初版の復刻本とは思えない斬新さです!

これからもずっと読み継がれる大切な2冊の絵本だと思います。