クリニック待合室の本棚には、お子様のための絵本とご両親様向けの雑誌をご用意させていただいています。絵本には昔から親しまれ、読まれ続けてきた名作と、季節や行事に合わせて私たちがセレクトした作品があります。このブロクでは、それらの作品を少しずつご紹介させていただこうと思っています。今回はフランス出身のアメリカ人作家トミー・アンゲラー作「すてきな三にんぐみ」をご紹介させていただきます。

“黒マントに黒帽子の三人組の山賊は、夜になると山を降り盗みを働き、集めた宝物は彼らの棲み家である山の洞穴にため込んでいました。ある夜馬車を襲うと、そこには両親のいないティファニーちゃんという女の子しかいませんでした。仕方がないので三人組はティファニーちゃんを自分達の棲み家へ連れて行きました。翌朝、宝の山を見つけたティファニーちゃんは「まあ、これ、どうするの?」と彼らに問いかけました。今まで宝の使い道を考えていなかった三人組はこの言葉をきっかけに素敵な行動にでます...”

黒と青を基調とした背景に浮かぶ三人組の目。思わず手に取りたくなるインパクトのある表紙です。商業デザインを多く手がけてきた作者アンゲラーの洗練された色彩と独特な構図は、大人をも魅了します。
是非、お子様といっしょにご覧下さい。