「大抵の音楽ブログは批評的な価値がない」 | とかげ日記

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【日記+音楽レビューブログ】音楽と静寂、日常と非日常、ロックとロール。王道とオルタナティブを結ぶ線を模索する音楽紀行。

自分のも含めて大抵の音楽ブログは批評的な価値がない。

後世の人が「普通のリスナー」はどんな気持ちでこの音楽を聴いていたのだろうと調べる時の歴史的価値はあるかもしれないけど、それぐらいのもの。

大抵の人が分かっているようなことや、過去の資料をまとめただけの音楽ブログは多くの人に読まれることはあっても、批評的な価値はないんだよ。

僕はその先へ行きたい。アーティストの思想に自分の思想をぶつけて止揚したい。新しい読み方を提示したい。

当たり前のことだけを書いているだけの音楽ブログに批評的な価値はないよ。読者が気付いていないことを指摘できてこその批評。

過去の資料やニュースをまとめる際にも、それらを取り上げる視線や手つきが既に批評になっていると言う人もいると思うけど、僕は「まとめ」ではなく、「表現」の批評がしたいんだ。

月10万ヒット? 月100万ヒット?
どうぞお好きに。

そりゃあ、ヒット数が多い方が嬉しいけど、月1000ヒットでも、批評的な価値があるレビューを書きたい。

アクセス数にこだわっていた時期もあったけど、見てくれる人が一人でもいるのなら、「自分の批評」というものを考えてみたい。

一時的なコミュニケーションの充足にこだわらず、百年経っても残る音楽レビューを書けたら最高だね! そうなれるように、批評眼と実力を磨いていきます。

借り物ではない、自分の根っこからくる達意の批評が書ける日が来るように、『とかげ日記』読者のみなさんに見守っていただきたいです。