リスト係さんを見ていると暴言って面白いと思う | とかげ日記

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【日記+音楽レビューブログ】音楽と静寂、日常と非日常、ロックとロール。王道とオルタナティブを結ぶ線を模索する音楽紀行。

ネコネコ博士:対話形式の『とかげ日記』、最初の記事ですね。

よーよー:うん。あまり気負わずにやっていくよ。ゲッツ!アーンドリバース!

ネコネコ博士:最初からスベって、滑り出しは好調ですね。

よーよー:今回の記事のテーマは「暴言って面白い」。ちょっとこのトゥギャッターのまとめを見てくれよ。僕がまとめたんだよ。

「2010年代の音楽はクソだっ」という意見のまとめ
「音楽はタダで聴くもんだろ」という意見のまとめ
「オリジナルアルバムよりもベストアルバム」って当たり前じゃん

ネコネコ博士:このリスト係さんという方、よくもまあこんな上から目線でいけしゃあしゃあと物事が言えますね。

よーよー:でも、面白いでしょ?

ネコネコ博士:面白ければなんでもよいんですか!?

よーよー:おそらく、リスト係さんは2010年代の音楽の全てをクソだとは思ってないし、音楽にきちんとお金を払っている。それは彼のツイートを遡れば分かるよ。2010年代の音楽でも評価しているものは評価しているし、CD2000枚は持っているというツイートがあるし…。

ネコネコ博士:はぁ。

よーよー:それで敢えて言葉の強みを考えてあんな一連のツイートをしているんだ。リスト係さんを見ていると、暴言って面白いなと思うよ。言葉に浸透力がある。

ネコネコ博士:私は彼のツイートを見ていると不快です。

よーよー:不快だからこそ反発して、そこで議論が生まれるんだ。

僕はトゥギャッターのコメントにこう書いた。

「ある事物をクソだと言う人のヘイトの感情、クソだと言う人のことをクソだと言う人のヘイトの感情、そのどちらの感情も尊重されるべきです。そうでなければ、両者の分断は解消されません。 迷惑をかけなければ、どんなことを言ってもよい自由があるはずだし、その自由は尊重されるべきだと思います。

彼の一連の発言は迷惑をかけているからこそ、責められるべきです。ただし、迷惑をかける発言をする自由はないけれども、その発言も尊重されるべきであり、その上で否定すべきです。したがって、彼の言い分をまずは聞いて、議論の俎上に乗せた上で、彼の意見を否定するのが良いと思っています。

何かを貶める発言を繰り返しする人や差別主義者(リスト係さんは差別主義者ではないけれども)を「ヘイター」とするならば、僕はヘイターとヘイター以外の方の分断を減らしていきたいです。リスト係さんは今回の議論には参加していないですが、行く末をしっかりと見守ってくれています。リスト係さんの主張を乗せ、それに反論する形で、意見のキャッチボールは1ターンはできているはずです。 頭ごなしにヘイターを否定するのではなく、ヘイターのヘイトを受け止めたり、場合によっては共感した上で優しく諭す姿勢が必要だと思います。」

ネコネコ博士:うーん。

よーよー:お互いの攻撃欲求が満たされなければ、止揚はないということをリスト係さんはよく分かっている。その上で、彼はヒールを演じているんだ。リスト係さんを攻撃した人は議論する中で新たな知見を得ている人もいるはずだよ。

ネコネコ博士:私にはこの議論が生産的だとはどうしても思えないですよ。

よーよー:そういう立場の人もいること、分かるよ。だから、僕の中には未だに迷いがある。この議論は本当にしていても良い議論なのかって。

ネコネコ博士:私はアンチリスト係を貫きます!

よーよー:それでいいんじゃない? あらゆる議論は、ないがしろにしてはいけない真剣味があると同時にエンターテイメントなんだ。

リスト係さんはそのことを良く分かっている。だからこそ、自らヒールになって「私を攻撃しろ」と言っているのさ。リスト係さんの暴言は側から見ている分には面白いし、リスト係さんを寄ってたかって攻撃するのは楽しいでしょう?

ネコネコ博士:そんな風に割り切っていいのかな…。

よーよー:うん、僕にもそういう迷いはあるよ。僕からトゥギャッターを見ている皆さんにお願いするのは、この議論を不快と思わずエンターテイメントとして捉えてみてほしいということかな。リスト係さんは叩かれれば叩かれるほど快感を覚えるドMだし。

不快だと思った方には謝ります。ごめんなさいね。でも、僕も真剣です。音楽の新しい言論空間の場を作りたかった…。まぁ、面白半分なところもあるけど。

ネコネコ博士:謝罪したところで、そろそろお開きの時間です。

よーよー:バイバーイ!アーンドリバース!