SEKAI NO OWARI 『ROCKIN'ON JAPAN』2012年8月号インタビュー | とかげ日記

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ロキノン8月号のSEKAI NO OWARIのインタビュー記事。
Vo,Gの深瀬さんの発言が印象的だった。

深瀬「でも相手を糾弾していい気になっているのは、俺は好きじゃないんですよ。だから、わかり合おうとする気持ちを持つのも俺はいいことだと思うし。逆に、あんまりわかってないけどその場を流すためにわかったふりして、怒りを鎮めるのが大人だと思ってるんだったら、それはそれでかっこ悪いと思うので。要するに、戦う必要があるなら、仲間だろうと戦う必要があると思うんです。でも、敵も味方にすることができると思うし。その一連の流れが楽しいんですよね。」

(中略)

インタビュアー「「テレビ出てダセぇバンドになった」とか「中2みたいな歌詞書いて」って言われても、最終的にはそいつらを仲間にしてやろうっていう。」

深瀬「そうです。俺、この人たちには聴いてもらいたくないとかって一切ないし。世の中にはわかり合えない人がいるのよって切り捨てること自体が、俺はあんまりおもしろくない考え方だなというか」

SEKAI NO OWARIの音楽にはアンチも多い。
アレンジが分かりやすすぎることや、独特な死生観を基にした歌詞などが
気にくわない人が多いのだろう。
そして、最近のポップに振り切れたシングル曲が、
それまでの尖ったアレンジと歌詞の曲から変わったように見えて
離れていったファンもいると思う。

深瀬さんは続けていう。

深瀬「すごく残酷な言い方かもしれないけど、正しいことって勝つことだと思ってるんです。勝ったものが正しいと思ってるし。勝ったものが正しかったというものを作っていくんだと思うんです。だから、俺たちが俺たちであるためには勝ち続けなければいけないと思ってる、ということもありますね。負けちゃいられないとは思いますね」

う~ん。ガンダムWの五飛みたいな考え方だ。
(ガンダムWはスパロボでだけ知ってますw)

生と死、天使と悪魔、戦争と平和、両極端の概念を
行ったり来たりするアンビバレントな感情を持ちながら、
こういうマッチョ的な思考もできるのが頼もしい。

僕も応援しています!
ニューアルバム『ENTERTAINMENT』は7月18日発売です。