SAFETY SHOES ライブ 2012.3.9.@渋谷Wasted Time | とかげ日記

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【日記+音楽レビューブログ】音楽と静寂、日常と非日常、ロックとロール。王道とオルタナティブを結ぶ線を模索する音楽紀行。

SAFETY SHOESのライブに行ってきました。

渋谷Wasted Timeで行われた、龍(タクシードラゴン)というシンガーソングライターとのツーマンライブです。

お客さんは立ち見が出る程の盛況。

活動休止前、バンド形態としては最後となる今回のライブ。内容は最高に良かったです。

一曲目の「降りそそぐ太陽の下に」から、バンドのテンションはMAX。コーラスも気合いが入っている。

いつものライブに比べてMCが少なかったのが印象的。少ないMCの一つで、ドラムの西ちゃんが丸刈り頭にサングラスをかけて「ロックンロール」と言って笑いを取っていた。

SAFETY SHOESのようなインディーズのバンドの良いところは、アーティストとファンの距離が近いこと。
僕はスピッツやくるりが好きだが、彼らの作る音楽との距離は近くても、生身のメンバーは遠い存在。
身内以外で自分が好きなアーティストのうち、メンバーとの距離がこんなに近いのはSAFETY SHOESだけだ。ギターボーカルの桜井さんに名前を覚えられちゃったよ!

SAFETY SHOESのライブに行くと中学からの友人のしまDに会えるのも嬉しい。今日もお互いに軽く近況報告を交わした。一緒にライブに行くというより、行くとしまDがいるという感じなんだよな。

桜井さんは人一倍、人間関係を大事にする人。
メンバーやライブハウスのスタッフやファンはもちろん、対バン相手のことやそのファンのことも気遣う。
今日のライブでも、対バン相手の龍さんに対して本番中も本番以外でも気遣いの言葉をかけていた。
場の空気が温かくなる。

SAFETY SHOESは関係性のバンドである。
行き過ぎた個人主義が批判され、絆が求められる時代に必要とされるのは、SAFETY SHOESのようなバンドなのではないか。
僕は“絆”なんて甘ったるい言葉は半分疑ってしまう。だが、SAFETY SHOESが結ぶ絆は信じていたい。


2012.3.9 SAFETY SHOESライブ/君がいないのに

2012年3月9日渋谷Wasted Timeでのライブより。
全体のダイジェストの後に、「君がいないのに」のフルコーラスを収録。