ベトナムといえば、ベトちゃんドクちゃん、結合双生児。というのは、
ある年齢より上の人が知っていること。
私のはじめてのベトナム語の先生、JICA二本松訓練所のChanh(チャイン)先生には
双子のお嬢ちゃんがいて、ベト・ドクちゃんが切り離す手術を受けた時、
手術を待っている間の遊び相手だったそうで・・・。
関係ないようで、関係あるのですが、失礼な話、初めてベトナムに来る前は、
ダイオキシンのせいで、すごい奇形の人ばかりだったらどうしよう、と
思ったりしたものです。
(だから、なんだと今では思います。そして、そうではありませんでした。)
で、調査サイトに、一人、(ご本人曰く)ガンで右目が出目金のように腫れあがった
女性がいます。オーバーでなく、金魚の出目金のようになっているのです。
フエ市内にあるフエ中央病院で診断してもらって目のガンと言われ、
普通の病棟では診療できないから、と保険がきかない外国人専門病棟で診察を
受けているそうです。
治療費はかさみ、土地を売って、家は人民委員会(=日本でいう村役場)に
建ててもらって・・・。
彼女のはれ上がった眼球、瞼、なんかもうすべて、別世界のものなのです。
こちらは、毎日、村をウロウロ。彼女は目のせいで仕事が出来ないようで
よくウロウロと私たちについてくるのです。
ある日、彼女の母親の家に訪問調査は行き当り、彼女の母親も首がはれていて
明らかに甲状腺の病気っぽい。でも、娘の目の治療費を出すのが精一杯と
話しているところに、目がガンの彼女がやってきて・・・。
’この村の幹部は、何もしてくれない!この村の幹部は、どんなプロジェクトが
来ても、利益を貧乏人には分けない!!!’
と、大声でわめきだしたのです・・・・・、パンツの次は、これかい・・・・。
(↑1個前の記事、参照)
彼女の家は、一番最後に載せている写真です。
小さく奥に映っているのが彼女なのですが・・。
(彼女の写真を撮ることは、彼女が嫌がるだろうと思って。
でも、それはきれいごとで、私がレンズを向けられないだけ。)
人民委員会に家ももらっているし、’何もしてもらってない’はウソ。
ああ、心も病んできているのかな・・・と、思いつつ。
きっと、ピュアな使命感にかられる人は、彼女のために募金を・・とかって
なってしまうのか?と思うのです。私も、彼女の外見のインパクトは
人目を引くと思いました。何も知らない人でも同情しそうな。
でも、医療って、どこまでお金がかかるかわからないし。
そこまでのことをする筋合いは私にはないのだ、と言い聞かせたのでした。
サービスカットは、村の小学生の通学風景。
こちらは給食がないので、お昼はお家に帰ります。すすきの穂がフワーって
なるのが楽しい様子でした、
。

