自主避難をしている人にお話を聞くことを始めています。
今回答えてくれたのは、ころっこさんです。
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ころっこ さん （私30代、 主人40代、子ども 1歳）
（震災当時：東京都 → 現在：広島県）
（避難 3 回目）
01.自主避難を決めた理由はなんですか？
一回目は、余震と原発の影響がわからなかった為 二回目以降は放射性物質の汚染から逃れる為。
移住に踏み切ったのは、水源がホットスポットになったことと、子供の吐き気が止まらなくなったこと、
赤ちゃんを抱えて放射能を気にした生活を続けることが不可能だと思ったから。
02.避難を考え始めた時期はいつですか？
2011.3.14 03.避難を実際にした時期はいつでしたか？
2011.3.15 04.避難先を選んだ理由を教えてください。
主人の実家があったこと。広島は地震が少ないこと。
原発からある程度距離があったこと。
新幹線でも飛行機でもアクセスできること。
05.家族構成と避難した家族の人数について教えてください。
主人、私、子の三人家族。 避難したのは私と子供だけ。
主人はいずれ合流できたら、と。
06.避難前と、避難後の住居形態は？（賃貸・持家・その他等）
また、避難後の住居選びはどのように決めましたか？
避難前→賃貸マンション 避難後 → 義実家、ホテル、賃貸。
東京からインターネットで検索して、希望する条件を伝えて下見なしで入居。
07.転職等、仕事についての状況はどうですか？
主人が転職活動中。本当に厳しい状態。
08.避難先への引っ越しの際、汚染を気にして捨てた持ち物はありますか？
エアコン、一部の洋服や玩具、置き畳み、網状のランプシェード、スポンジ、スリッパ09.避難するための総額はいくらくらいかかりましたか？
100万円くらい (主人の往復交通費も含め)
10.避難に対しての周囲の反応はどんなかんじですか？
比較的尊重してもらえたが、心底理解してもらえているかというと、そういう感じではない。 「小さい子供がいると心配だもんね」「大変だね～」「いつ戻ってくるの？」等々言われたので、
東京も汚染されているという認識はないんだなと思った。
私の両親には全く理解されず、音信不通。
11.避難後の生活について教えてください。
一回目は義実家に３週間ほどお世話になり、一度帰京。 １週間ほどしてから、二回目の避難。一ヶ月ほどホテル生活。
ここまではあまり汚染食品が広島へも流通してる可能性などを考えていなかった。
本当に困ったのは、まだつかまり立ちするかしないかの子供を抱えながら、
ホテルの狭いお風呂で自分の髪を洗うこと。
途中から空気を入れてふくらませるバスチェアを買って解決。
日中子供を遊ばせる場所もなかなか見つけられなかった。
気が張っていたのか、体調を崩さなかったのがさいわい。
一ヶ月ほど帰京し、主人と話し合って母子疎開することを決め、準備。
ホームステイなどさせてもらえないか数々問い合わせるも
「東京からは受け入れしていない」と言われ、全て断られる。
荷物の除染は大変だった。
二週に一度、主人は東京から会いに来る。
ころっこ さん、ありがとうございましたm_ _m
( 2012年4月時点のものです )
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