保健機能食品は未病の方を対象とした健康の維持増進のための食品であり、病気を治す薬の代わりにはなりません。薬と同等の効果を期待して、保健機能食品だけに頼ると治療の機会を逸し、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。
健康の基本は、適度な運動とバランスのとれた食事であり、保健機能食品はそれを補完するためのものなのです。 このことが、最も大切な点です。
例えば、血圧が高めの方には、以下のような保健機能食品があります。
サントリー ゴマペプチ茶
エーザイ ヘルケア
伝統にんにく卵黄
大正製薬 健康緑茶
ライオン トマト酢生活
理研 わかめペプチド粒タイプ
確かに、こうした「保健機能食品」で血圧が安定化してしまえば、それで安心なのでしょうか。医療機関を受診され、医薬品である「降圧剤」を処方されるのと大差はないのではないのではないでしょうか? 恐らく、「保健機能食品」を継続して飲み続けることになってしまい、結局、医薬品である「降圧剤」を一生に渡り服用するのと全くかわりなく、「降圧剤」が「保健機能食品」になっただけのことでしかなくなります。「保健機能食品」は高血圧そのものを治してはくれません。
こういったことから、血圧が気になり出したら、「保健機能食品」を飲むことを考える以前に、生活習慣に問題がないかどうかを点検する必要があります。
その着眼点は以下の通りです。
* ストレスの除去
高血圧の原因の多くは、肉体的または精神的ストレスが原因です。休養や気分転換などでストレスを除去することが必要です。
ストレスはマグネシウムを枯渇させます。私達の生活環境はマグネシウムを不足しやすい状況にあることを忘れてはなりません。
マグネシウム血管の働きにも作用しています。
マグネシウムが不足すると血管が収縮してしまい、血圧が上がるのです。マグネシウム不足は交感神経の緊張状態を作りますので、神経という面からも高血圧につながってしまいます。このため、ストレス対策として、マグネシウムをしっかり食事から摂取することです。
* 禁煙
煙草は、血管を硬くし、収縮させることで血圧を上昇させます。百害あって一利無しです。
* 体重を減らす
肥満がある場合は、食事療法と運動療法で減量すると、体重1 Kg当たり2 mmHg低下します。
* 有酸素運動
有酸素運動は、血流を改善するので、血管の抵抗が減り、血圧が低下します。日常生活に取り入れることが不可欠です。
* 塩分の摂りすぎ
日本人が塩分を多く摂取している食品を、国立健康・栄養研究所が2012年の国民健康・栄養調査のデータをもとに解析しました。対象は、20歳以上の男女2万6726人です。その結果、1位はカップ麺で1日当たりの食塩摂取量は5.5グラム、2位がインスタントラーメン、3位が梅干しでした。
厚労省の食塩摂取量の1日の目標値は、男性で8グラム未満、女性で7グラム未満ですから、カップ麺だけで1日の目標値の半分以上を摂取してしまう計算です。
食塩摂取量を減らす方法として、スープは飲まないことや、塩分の少ない商品を選ぶなどの工夫も必要です。
例えば、“だしの〇〇で減塩”のカップ麺の塩分は2.8グラムなので、一般のカップ麺の約半分ですが、それでも目標値の約3分の1の量です。スープを飲まないで麺とかやくだけなら、1.0グラムに減量できます。
余分な塩分(ナトリウム)を尿中に排泄するには、カリウムが働きます。カリウムを多く含む食品は野菜や果物ですから、野菜をたくさん食べることと食後のデザートに果物を摂ることを心がけましょう。
また、塩分の過剰摂取により、体内からのマグネシウムの排泄が増えると、マグネシウムは不足気味になります。
厚生労働省や医師は、塩分を厳しく制限するように指導しています(1日10g未満)。その基準にあてはめ、味けのない食事を我慢しながら食べているという人も少なくありません。制限すべきなのは精製塩であり、塩分ではありません。現代人はむしろ塩の摂取が足りない状況にあります。塩分は生命活動にとってなくてはならないもの。精製塩ではなく、天然塩を使うようにしましょう。
こういった生活習慣に配慮すれば、血圧が気になる段階であれば、保健機能食品を飲むことなく、血圧は安定化するはずです。保健機能食品を飲むことによって、血圧の不安定な時期から高血圧へと導いてしまうことになります。
食後の血糖値と血中中性脂肪の上昇を穏やかにするには
以下のような「保健機能食品」が販売されています。
大塚製薬のトクホ‘賢者の食卓’
ルックルック イヌリンプラス
富士フイルム メタバリアS
小林製薬 サラシア100
SBIアラプロモ 糖ダウン
ドクターべジフル 金の菊芋
さくらフォレスト 白井田七
難消化性デキストリン
日本コカ・コーラ株式会社 からだすこやか茶 W
松谷化学工業株式会社 パインファイバーW
松谷化学工業株式会社 賢者の食卓ダブルサポート
アサヒ飲料株式会社 食事と一緒に十六茶W
三ツ矢サイダー Wトクホ
体脂肪を減らすには
伊右衛門 特茶
ヘルシア緑茶
ヘルシア紅茶
ヘルシア スパークリング
サントリー 黒烏龍茶
コレステロールが高めの人
大正製薬 トクホの青汁
サンスター 緑でサラナ
トーラク株式会社 豆乳で作ったヨーグルト
トーラク株式会社 調製豆乳
味の素株式会社 健康サララ
大正製薬株式会社 コレスケア
東洋新薬株式会社 コレスケア キトサン青汁
不二製油株式会社 ハイ!調製豆乳
日清オイリオグループ株式会社 ヘルシーコレステ
キッコーマンソイフーズ株式会社 特濃調製豆乳
マルサンアイ株式会社 国産大豆の調製豆乳
キユーピー株式会社 キユーピーディフェ
小林製薬株式会社 キトサン明日葉青汁
株式会社J-オイルミルズ ラーマ プロ・アクティブ
株式会社ヤクルト本社 調製豆乳 国産大豆使用
サンスター株式会社 緑でサラナ
株式会社 明治 大豆から作ったスープ(スパイシー味)、(コーン ポタージュ味)
大豆からあげ
健康宣言 ヘルシーバーグ
健康宣言 ヘルシーボール
エコバランスCR、ナチュラルケアCR、エルトスCR、健康支援食品 キトサン入りマリーン、コレキトサン、コレカットアルファ、りょくこう青汁キトサンイン、明日葉青汁 コレスリン、恩恵青汁、コレスキュー、毎日さらっと明日葉青汁、清潤青汁、あしたば生活応援青汁、明日葉きくばり青汁、あした葉青汁 良好生活、キトサン明日葉汁、あした晴れ!、きとさら、 コレスケープ、コレステグリーン、 キトサン配合有機明日葉入り青汁、キトサン大麦若葉青汁、キトサン入りかろやか青汁、キトサン明日葉青汁日和、 明日葉親切青汁、キトサン明日葉 花まる青汁、キトサン生活、キトコレダウン、 キトサンサポート、キトサン力、つややか青汁、悠々彩々、真盛青汁、純情青汁、緑の時間、はつらつキトサン宣言、キトサン生活応援党、大豆プログラム、明日のあなたにあしたば生活、ヘルスマネージ 明日葉青汁 キトサン、緑で応援 キトサン大麦青汁、キトサン大麦若葉 花まる青汁、LDL(悪玉)コレステロールが気になる方の大麦青汁、毎日さわやか大麦若葉生活、キトサン青汁ゴールド、キトサン×明日葉生活、キトサン明日葉の恵み、ピュアセレクトサラリア、大豆農場の豆乳で作ったヨーグルト、大豆農場の豆乳で作ったヨーグルト フルーツ味、大豆農場の調製豆乳、 大豆農場の豆乳で作ったヨーグルト ブルーベリー、ヘルシーコレステフライ用油、CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ、 カテキン緑茶、引き締った味 カテキン緑茶、豊かな香り カテキンほうじ茶、カテキンジャスミン茶、カラダ支援飲料 大豆プロテイン飲料、濃厚調製豆乳、明日葉青汁 キトサンのチカラ、国産大豆 100%の調製豆乳、リメイク コレステブロック ココア味、リメイク コレステブロック コーヒー味、サラバ、明日葉で作ったおいしい青汁、市川園のキトサン明日葉パワー、大豆ココア、キトサン大麦若葉 花まる青汁、キトサン・イン、豆乳で作ったヨーグルト プレーン、豆乳で作ったヨーグルト プレーンA、豆乳で作ったヨーグルト アロエ、豆乳で作ったヨーグルト アロエA、豆乳で作ったヨーグルト ブルーベリー、豆乳で作ったヨーグルト ブルーベリーA 不二製油㈱
以上のように糖尿病に関連した生活習慣病での保健機能食品は極めて多数販売されています。
しかし、糖尿病に関連した生活習慣病では、食事では食べ過ぎないこと、とくに糖質・脂質の摂りすぎに注意することです。そして、ドカ喰い・早食いのような急激に血糖値を上昇させないように、ゆっくりよく噛んで食べ、野菜から先に食べることで、血糖値を上昇させにくくさせ、さらに、野菜に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌の大好物なので、腸内環境を整えることもできます。
マグネシウムは糖尿病などの生活習慣病を予防することが知られ、マグネシウムは日常生活を送る上で不足しやすいことから、日常的にマグネシウムの摂取量が不足すると脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンの分泌量が低下します。アディポネクチンの不足は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)を招きます。
このようにして、ミトコンドリアの機能低下による「酸化ストレス・炎症体質」を基盤として、糖尿病を発症してきます。
マグネシウムは、体中のインスリンの作用を応援する役割を持っています。
つまりインスリンの感受性を正常に保つように働きます。
人が食物を摂取すると腸からエネルギー源であるブドウ糖が吸収され、ブドウ糖は血液中に入ります。インスリンが細胞に働きかけてブドウ糖が細胞に取り込まれると、血液中のブドウ糖濃度が低くなります。
マグネシウムは、細胞がブドウ糖を取り込む際の酵素チロシンキナーゼの働きをよくします。インスリンが細胞に働きかけ、ブドウ糖が細胞に入りやすくなります。その結果、血糖値が下がります。
このようにマグネシウム不足には日頃から注意し、腹八分目を心掛け、食べ過ぎないことです。あとは、ゆっくりよく噛んで、血糖値を急激に上昇させない食事摂取方法を身につけるだけのことです。そして、適度の運動も大切になってきます。
こうした基本的なことを行うことによって、保健機能食品を使う必要もなくなってきます。逆に言えば、保健機能食品を使ったからと言って、このような基本的なことを行わない限りは、糖尿病などの生活習慣病への移行は避けられないということです。
保健機能食品だけに頼ると治療の機会を逸し、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。
健康の基本は、適度な運動とバランスのとれた食事であり、保健機能食品はそれを補完するためのものなのです。
保健機能食品は未病の方を対象とした健康の維持増進のための食品ですが、病気を治す薬の代わりにはなりません。
結局,こうした保健機能食品だけに頼ろうとすることは、これまで述べてきたような生活習慣の改善を面倒くさく思われて、一切されないためなのでしょうか。
私は、決してこのように思えません。
それは、「健康的な生活を送る」ために、どのようなことが必要とされ・求められているのかといった「健康教育」が欠けていることにあります。
こうした保健機能食品で、金儲けをしようとする社会システムに問題があると考えなくてはなりません。
トリプタン製剤は「保健機能食品(機能性表示食品)」???
現在、トリプタン製剤は、片頭痛の特効薬として、医薬品として医師が処方すべきとされています。しかし、このような薬事法の制約さえなければ、本来であれば、保健機能食品として、医療機関を受診することなく、患者さん自身に選択させるべきです。
といいますのは、慢性頭痛のなかの片頭痛は、東洋医学でいう”未病”に相当するものであり、こうしたことから、「健康的生活を送る」ことを阻害する生活習慣に原因があります。
このため、このような未病の段階にある片頭痛に対して、保健機能食品(機能性表示食品)としてトリプタン製剤を服用する際の注意事項として、必ず、これを起こした原因となる、「健康的生活を送る」ことを阻害する生活習慣すなわち、ミトコンドリアの働きを悪化させる要因を是正しながら、常々、服用する必要があり、さもなければ慢性片頭痛といった対処の極めて困難な状況に至ると、注意事項として明記しておく必要があります。
そして、片頭痛に対してトリプタン製剤を服用する際には、すべて自己責任の上で服用するようにと、”厳重注意事項”を付記しておく必要があります。
片頭痛にはセロトニンという物質が大きくかかわっています。セロトニンは私達の体に本来備わっている”神経伝達物質”のひとつで、感情のバランスを安定させる役割を持ち、血管を収縮させます。”ストレスなど何らかの理由”でセロトニンが分泌され、収縮した血管は、役割を果たして減少するにつれて今度は拡張します。
血管が拡張することによって血管に絡みついた三叉神経が刺激され、頭痛が起きる、というのが一つ。
さらに、三叉神経が刺激されると、サブスタンスPやCGRPなど炎症を起こす物質が分泌され、血管を刺激して痛みが出てくる、というのが一つ。
この二つが片頭痛が起きるメカニズムです。
このように血管の収縮と拡張に大きく影響しているセロトニンですが、トリプタンという薬は、セロトニンと同じような作用を持っています。そのためセロトニンの代わりに血管を収縮させ、拡張によって三叉神経が刺激されるのを防ぎます。
さらにセロトニンは三叉神経に取りついて、痛み物質のサブスタンスPなどが分泌されるのを抑制する役割がありますが、ここでもセロトニンの代わりにトリプタンが三叉神経に取りつき、サブスタンスPなどの分泌を抑制して痛みが出るのを防ぎます。
このようにトリプタンは脳の中でセロトニンとして働き、血管を収縮させ、サブスタンスPなどの分泌を抑制する、という2つの役割を果たすことにより、片頭痛の起きる原因そのものを排除します。つまりトリプタンは、片頭痛という病気のより本質に近いところに作用して痛みを取るため、効果が高いというわけです。
片頭痛発作時には、「脳内セロトニン」が不足した状態にあります。トリプタンという薬は、脳内セロトニンと同じよりに、血管には1Bという鍵穴があり、トリプタンはこの鍵穴に作用して、血管を収縮させ、拡張によって三叉神経が刺激されるのを防ぎます。
さらに血管の周囲から「痛み物質」が、シャワーのように血管に降り注いで、血管の拡張と炎症が起こっており、シャワーには1Dという鍵穴があって、トリプタンはこの鍵穴に作用して、「痛み物質」の放出をとめます。ここでもセロトニンの代わりにトリプタンが三叉神経に取りつき、サブスタンスPなどの分泌を抑制して痛みが出るのを防ぎます。
基本的に、片頭痛発作時には、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が減少あるいは機能が低下しており、片頭痛発作の時に、脳内セロトニン様作用をもつトリプタンを投与することによって、機能低下状態に陥っているセロトニンをバックアップしています。
トリプタン製剤は、あくまでも片頭痛発作時に減少した「脳内セロトニン」を補填して片頭痛という辛い頭痛を改善させます。
以上のように、トリプタン製剤は、合成された化学薬品(医薬品)なのですが、本質的には、本来、私達の生体に備わっているセロトニンと呼ばれる神経伝達物質と同じ性質のものであり、極論すれば「食品」に近い性質のものです。こういったことからトリプタン製剤は「機能性表示食品」に相当するものです。
こうした「食品」に近いトリプタン製剤を服用して、片頭痛発作時に減少した「脳内セロトニン」を補填させているものです。
ただ、他の「保健機能食品(機能性表示食品)」と同様に、定められた服用量を厳守しなくては、重大な副作用を引き起こすことになります。
片頭痛発症の根幹には「酸化ストレス・炎症体質」というものが存在し、このために、活性酸素や遊離脂肪酸が過剰に産生されやすく、このため血小板凝集が引き起こされ、これが引き金となって血小板から”生理活性物質”であるセロトニンが放出されることによって、片頭痛発作につながっていきます。
苦しい頭痛という痛みだけをトリプタン製剤で取り除いても、ミトコンドリアの働きの悪さは厳然として存在しており、その根底にある病態(酸化ストレス・炎症体質)は次第に増悪してくることになります。
このため、自然と服用回数が増えてくることは避けることができません。このため、必然的に服用回数が増加して最終的には「トリプタン製剤による”薬剤乱用頭痛”」に至ります。このように片頭痛は悪化してきます。
このため、片頭痛発症の根幹にある「酸化ストレス・炎症体質」を改善是正させるためには、ミトコンドリアの働きを悪化させる要因を是正しながらトリプタン製剤を服用していくことが大切です。
こういったことから、「健康的生活を送る」ことを阻害する生活習慣すなわち、ミトコンドリアの働きを悪化させる要因を是正させながら、トリプタン製剤を自己責任の上で服用する必要があります。
ここで注意すべきことは、片頭痛を起こす人は、生まれつき、このミトコンドリアの働きが悪くなっており、このため同時にセロトニン神経系の機能が低下しています。ここに諸々の生活習慣の問題点が加わることによって、脳内セロトニンの低下がもたらされ、片頭痛を起こしやすくなっています。ということは、ミトコンドリアの働きの悪さの程度は、個人個人によって差異があり、この程度によって、脳内セロトニンの低下にも差を生じることになりますので、あらかじめこのことを念頭に置いて対処していく必要があります。
幾度も、幾度もトリプタン製剤を服用しなくてはならない場合は、本家本元の「ミトコンドリアの機能」が改善されていないことを意味しています。ですから、この場合には、残された「ミトコンドリアの機能」の悪さを改善させなくてはなりません。そうされませんと、依然として、「脳内セロトニンの低下」した状態が継続することになり、トリプタン製剤を繰り返し・繰り返し服用せざるを得なくなってしまいます。少なくとも、月間10錠以内にたちまち服用回数を減らすように努力し、あとは少しずつ「ミトコンドリアの機能」の悪さを改善させて、最終的には、服用中止へと持って行って下さい。
このトリプタン製剤は、血管を収縮させて片頭痛発作を抑えるものですので、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、末梢血管障害のある方は服用してはいけません。
また、このトリプタン製剤が全く効かない方もおられます。こうした場合は、医療機関を受診の上、ご相談下さい。
このように明記すれば、「保健機能食品」としてトリプタン製剤を服用する際の歯止めにもなり、これが片頭痛改善への”みちすじ”となるはずです。
現在のように、「健康的生活を送る」ことを阻害する生活習慣すなわち、ミトコンドリアの働きを悪化させる要因を是正させるような生活指導も行うことなく、医療機関で医薬品として、トリプタン製剤を処方するようであれば、何ら解決しないものと思われます。
以上のように、「保健機能食品」としてトリプタン製剤を服用する際に、自己責任のうえで利用者にまかせることによって、トリプタン製剤乱用性頭痛・慢性片頭痛は激減することになるはずです。
現在のように、頭痛の専門家が処方されるものであることから、責任の所在が一切明確にされることはありませんでした。この点を反省し、今後に繋いでいく必要があります。
専門家が処方することから、一般人はトリプタン製剤は極めて無害で安全な薬剤と信用して服用することから、現状のような悲惨な患者さんが後を絶たないことになっています。
このように、「保健機能食品」すべてについて言えることは、「保健機能食品」を使用する以上は、「健康的生活を送る」ことを阻害する生活習慣すなわち、ミトコンドリアの働きを悪化させる要因を是正・改善させることなく使用してはならないということです。