以前、昨年の12月15日に以下のような記事を掲載致しました。
売れる書籍、売れない書籍
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12228887978.html
ここでは、某出版社の創立20周年記念の、”出版費用¥0 キャンペーン”として、「これでよいのか 片頭痛医療」を応募していて、これが落選したことを述べたものでした。
この選に漏れた理由は以下のように指摘されました。
まず何より気になるのは、日本頭痛学会への批判です。広く一般に公開される作品において、特定対象への批判、憶測による言及は避けるべきであり、現状のような書き方だと名誉棄損と受け取られかねません。このように攻撃せずとも、著者には臨床という大きな強みがありますから、それに基づいて現行の片頭痛医療に対し異を唱えるという形でも十分に説得力とインパクトを具えた著作になるでしょう。感情的な批判は問題を生み、著者に必要外の労力を強いてしまうことにも繋がりかねませんので、そうした可能性を避けるためにも、今後は上述した点を踏まえ、表記・表現にも細心の注意を払いつつ、編集者と共により良い形での完成を目指していただければ幸いです。
その後、この出版社から、この「これでよいのか 片頭痛医療」を「自費出版」するようにと、執拗に勧められました。
しかし、その条件として、現在の医療行政のあり方、現在の日本頭痛学会への批判は一切行わないこと、トリプタン製剤そのもの、トリプタン製薬メーカーへの批判を行わないことでした。
皆さんは、こうした条件をどのように思われるでしょうか?
「これでよいのか 片頭痛医療」のタイトルで示されるように、一開業医からの提言からの学会・学会専門医への提言を目的としたものであり、その提言の根拠となるものは、医療行政のありかたであり、製薬業界との癒着を指摘することです。
これなくしては何のための「提言」になるというのでしょうか。
こうしたものを全て抜いた・削除された書籍は、すべて何ら根拠のない、小説の世界であり、フィクシヨンの世界でしかないことになってしまうことになります。
これまで、平成25年には文芸社から、「片頭痛治療の考え方・進め方」を出版致しました。
この出版の目的としたことは、「体の歪み(ストレートネック)」のエビデンスの確立を頭痛専門医の方々に訴えるのが目的でした。
この時も、なぜ、専門家が、「体の歪み(ストレートネック)」を容認されないのかということと、この事によってどれだけ多くの「慢性頭痛」の方々を苦悩のどん底の陥れているのか、さらに専門医の慢性頭痛そのものに対する考え方を批判し、慢性頭痛の考え方、すなわち、「体の歪み(ストレートネック)」が基本骨格となっており、片頭痛解明のための最低条件になると、本来なら訴えるのが目的でした。
ところが、実際、世の中に出版物として出される段階では、出版社の方針として、これらがすべて削除され・没になってしまい、結局、”絵空事”の出版物となってしまい、せっかく400万円も自費出版のためのお金もドブに捨てるような形になってしまうことになりました。
その後、昨年3月にルネッサンス・アイ出版社から「片頭痛のセルフケア」を出版致しました。
この時も、学会・学会専門医への提言を目的としたものであり、その提言の根拠となるものは、医療行政のありかたであり、製薬業界との癒着を指摘することでした。
しかし、このような内容は、頁数も膨大なものとなってしまったこともありますが、とどのつまりは、出版物としては不適切であるとして、この時もすべて削除されることになってしまいました。
その結果、中途半端な、いかにも優等生のような作文に終わらざるを得ませんでした。
こういったことを踏まえた上で、改めて、こうしたことを訴えることを目的としたものが、「これでよいのか 片頭痛医療」でした。
今回は、某出版社の方は、初めから出版社としての考え方を示されたことから、その目的が理解され、敢えて自費出版までして無駄なお金をドブに捨てることはないという結論に至らざるを得なかったということでした。
このようにしてみますと、出版物としての限界は、以下のようなものでしかないようです。
医療ジャーナリストの船瀬俊介さんが「クスリは飲んではいけない!」(徳間書店)で示されるように、以下のような程度に書くのが限度のようです。
日本では8%の人が片頭痛持ちといわれている。
概算で約1000万人が片頭痛持ちということになる。製薬メーカーにすれば気の遠くなるほど嬉しい市場だ。
それでいて「医学界でも原因は分からない」とは呆れる(あきれる)。
だから頭痛薬は痛みの原因を治すものではない。痛みの伝達神経をブロック(妨害)して感じなくさせるだけ。しくみはモルヒネ(麻薬)と同じ。
「長く続けると新たな頭痛の原因になることも」「特効薬T乱用控えて」(「東京新聞)
現在、病院での片頭痛治療は、軽度から中度なら消炎鎮痛剤が使われている。
中度以上では特効薬系薬剤が“奨励”されている。
勧めているのは、刊行される治療「ガイドライン集」。
製薬メーカー、医学界・厚労省によって作成されるが、実質はメーカーが作っているようなもの。名を連ねた教授らには、億単位の多額“寄付金がメーカーから支払われる。
担当役人には、天下りなど“特典”が準備されている。
そして、製薬メーカーのあり方を現実通りに記載することも、一般書としてはタブーのようでした。
DR.RATH HEALTH FOUNDATION の「製薬業界は一般大衆を欺いている」
”製薬業界は私達の社会をコントロールし続けます。製薬業界の求めるところは医学研究をコントロールし、医療従事者をこの製薬業界に依存させることです。この権力を確実に手放さずに済むよう、製薬企業は立法機関およびメディアをうまく操っています。全メディアを通じた大規模な宣伝キャンペーンでは、医薬品のPRおよび宣伝部門によって、製薬業界の真実を隠そうと煙幕が張られています。
製薬企業は、ルイ・パストゥール、ロバート・コッホ等の医学上のパイオニアと重ね合わせて自社のイメージを描こうとしています。彼らは人道主義に基いて疾病の根絶を目指していると主張しています。しかしながら、真実はまったくその逆です。つまり、製薬業界は、製薬市場拡大の基盤として疾病を存続させ続けることが目的なのです。コーデックス・カルテルは、意図的な疾病の根絶妨害をその目的としています。したがって、製薬業界は人類救済の伝統にもとづいてではなく、自らの利益を維持するために無数の人間を犠牲にする組織的犯罪者のグループであるIGファルベン社の伝統に基づいて運営されているのです。”
このように、大手の出版社は、体制を批判するような、すなわち、学会を批判し、製薬メーカーのあり方・現実を指摘するようなことは禁句・タブーとされていることです。
このことは、放送業界、テレビでも共通して言えることです。
こうしたことから、極めて在り来たりのことしか書かれることはないということです。
昨年、再版となった三五館から弓場隆さんの翻訳によって出版された、「こうして医者は嘘をつく」にしても、いわば間接的に現在の医療情勢を批判するだけのことであり、ダイレクトに批判できないようになっています。
現実の行政さらに、医療のあり方、さらに具体的に頭痛診療そのものを批判することは許されないこととされています。
しかし、現状と比較して、このように考え・こうあるべきと提言せずして、一般の方々には到底理解されることはないはずです。にも関わらずです・・
このようにして、現状は維持され、無知な私達は、専門家の申されることが「正当論」であり、いつまでも製薬メーカーの餌食にならなくてはならないということです。
逆に、言えばこのような出版社によって現状は維持され・守られているということです。
そうなれば、出版社に一生を捧げて、仕事をされる方々はどこに「生き甲斐」を見いだされ、空しさを感じることはないのでしょうか。
ここでも、出版を希望した人間に出版の費用を負担させ、無駄な出版物を世の中に出して、これでお金が儲かれば、それでよいと思って・これが生業とでも思っておられるようです。
真のジャーナリスト・出版人は現代には存在しないようです。
私が、最も訴えたいことは、医学の世界には昔から、お互い、相対立する考え方があるはずです。
これまで学会の歴史はこのような対立した考え方の正否を論じてきました。
例えば、キノホルム、水俣病の原因論争です、こうした時代には、学会が行われる際には、その正否を問うて、学会の場内・場外ともに騒然としていた時代を思い出すべきです。
こうした論争があったからこそ、現在があることを忘れてはなりません。
ところが、頭痛領域ではどうなっているのでしようか。
頭痛領域では、何故だか、対立した考え方がまったく存在せず、すべて統一されています。すべての方々が画一的でしかありません。
あたかも、相対峙する考え方が存在しないようです。実際には、厳然と存在していたにも関わらずです。ここにいつまでも、頭痛研究が進展しない理由になっているにも関わらず、なぜ、頭痛研究が進展しないのかという根源的な理由を考えようともされず、ここに致命的なことが存在しています。
こうしたあり方そのものは、一般の方々にはまったく理解されていません。こうしたことが、なぜ起きているのかを、すべて明らかにさせる必要があります。これを世間一般に公開しない限りは、いつまでも現状は是正されないことになります。
専門家は、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とされ、これに反するものは一切認めることなく、片頭痛が、原因不明の不思議で・神秘的な”遺伝的疾患”とされたままとして、一生、トリプタン製剤を服用させようとさせます。
しかし、現在では人間の罹る病気の90%は活性酸素が関与していることされ、こうしたことから、片頭痛は「後天性ミトコンドリア病」とされています。こうした考え方は、決して、突飛な考え方ではなく、科学的根拠をもとにした考え方であったはずです。
ところが、現在の頭痛の専門家は、こうした考え方を一切無視・排除され、ただひたすら、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とされ、まさにカルト教団を彷彿とさせるかのように、一切、封じ込んで、対立した考え方で論争すらさせないことです。
まさに、科学・学問を論ずる学会の場でありながら、”宗教団体の学会”そのものを思わせるものでしかありません。
こうしたことから毎年行われる学会発表たるは、目を覆うようなものばかりであり、これを補うために欧米の学者の招待講演を拝聴するだけの場でしかないことになっています。
このように、専門家は、こうしたトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とした、不条理さをまったく理解していないことにあります。
皆さんなら、自然科学を論じる場に、はじめから絶対的な基準を設けて、考えるのであれば、その思考範囲は限られてくることは理解されるはずです。このような考え方では、一切、真相は明かされることなく、真理は明らかにされることはありません。
このような子供のパズル遊びをしてきたということです。
このような真相を私達に覆い隠すようなこと、頭痛の専門家の方々は、これまで行ってきたということです。
それも、製薬メーカーの作成した基準を絶対的な基準とすれば、製薬メーカーの不利益になるような考え方は絶対に生まれることはないことは、誰でも、馬鹿でない限りは、理解されるはずです。
こうした単純なことが専門家自身すら理解されないがために、いつまでも、片頭痛が、原因不明の不思議で・神秘的な”遺伝的疾患”とされたままとして、一生、トリプタン製剤を服用しましょう、ということになっています。
このように専門家とは、ただひたすら、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類 第3版β版」を、国際頭痛学会が作成されたものであるといって、信じてきたということです。
このように、学会を主導される方々が「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”と定めると強制されれば、学会会員は専門医という称号欲しさに、自然科学を論ずるべき立場にありながら、なんら違和感もなく、この不条理さなどを感じなくなるほどにマインド・コントロールされ、洗脳され尽くされたカルト教徒そのものと成り下がってしまったということです。
このため、専門医認定医試験も、このようなトリプタン御用学者の論説が中心となり、専門家として今後、どのような方向性で研究を進めるべきかは一切、問われることのない「記憶力の試験」でしかなく、まったく融通のきかない専門医しか養成できないことになっています。
一方、専門医は、専門医で他人事のようにこれまで得た専門医の称号を死守しようとされ、学会が認めたことしか、一般人には公開すべきでないと、”賢明な評論家”の仮面を被って、我関せずの態度をされることになっています。
このような指摘をする出版物は、大手の出版社は一切、出してしてはならないという鉄則があることを、私達は知っておく必要があります。
それは、製薬メーカーを守ることであり、現体制維持には不可欠なことであるからに他ならないからです。
現在では、学会自体が、「国際頭痛分類 第3版β版」をを頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とするカルト教団のような場でしかなく、対立する考え方をすべて排斥する場である以上は、論議にもなにもならないことになり、これに反する考え方をされる専門家は、どなたも、必然的に相手にしないことは想像に難くないはずです。
こうした賢明な専門家の方々は、とっくの昔に、無駄な議論と考え、馬鹿にしきっているということです。
私のように、目くじらを立てて、騒ぎ立てることはありません。
そして、「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とされるカルト教団に対して、このような「国際頭痛分類 第3版β版」を信ずること自体が問題の根本的な原因があると、学会で述べたとすれば、誰もから袋だたきにされ、学会場から生きて帰れないことは必定であり、このような馬鹿げたことは誰もすることはないと皆さんも理解されるはずです。
このように恐怖の世界でしかないと心得ておく必要があります。
ここにすべての悪の根源が存在すると考えなくてはなりません。
そうであれば、学会の場ではまったく不可能であれば、出版することによって、その真偽を糺すべきはずでありながら、出版社自体がこの”テイタラク”では話にならないということです。
救われないのは、現実に、片頭痛で悩み・苦しまれる方々ということです。
私達は、今後、どのような道が残されているというのでしょうか???