以上のように片頭痛を理解すれば、自ずと片頭痛を改善させるために、なすべきことは明らかになってきます。こうしたことから、取りあえず、以下のものを作成しました。
絵でみる片頭痛 後編 最終版
片頭痛治療の考え方・進め方
http://taku1902.jp/sub505.pdf
絵でみる片頭痛 前編 最終版
片頭痛はどのように考えるべきか
http://taku1902.jp/sub504.pdf
要約すれば、ミトコンドリアの機能を改善することであり、脳内セロトニンを増やすことであり、ホメオスターシスを乱れさせないことであり、「体の歪み(ストレートネック)」を改善させるだけのことです。このような単純なことです。難しく考えることはないはずです。するべきことは、こんな馬鹿なと思われることばかりです。
この「絵でみる片頭痛 後編」を通読して戴ければ、分かることです。
専門家の言われるように「発作の誘因を取り除き」「片頭痛発作時にトリプタン製剤を服用」し、「発作回数が多ければ、予防薬を服用」するだけでは、片頭痛そのものを根本的に治すことは到底不可能であり、幾度も幾度も発作は繰り返され、最悪の場合は片頭痛を慢性化させ、頭痛地獄を味あわざるを得なくなってきます。このような、辛い頭痛だけを減少させ、緩和するだけのことでしかなく、それこそ一生、片頭痛とお付き合いしなくてはならないということです。
このようなことは、トリプタン製薬メーカーの望むことでしかないことになります。 片頭痛が原因不明の不治の病であれば、このように対処するしかないかもしれません。 このように原因不明とされるのは、専門家だけでしかないことを知っておく必要があります。そうなれば、専門家という存在そのものの本質が明確になってきます。
このようなことは、このシリーズでも諄い程述べてきたことです。
ただ、辛い頭痛だけを緩和されることを希望し、これで十分と思われれば、これ以上は私からは何も申し上げることはありません。”ご随意に”トリプタン製薬メーカーの餌食になられるのも勝手であり、このような選択肢も自由主義の世界ですから、当然、あって然るべきと思っております。
ただ、治す方法がありながら、いつまでも隠蔽しておくことは許されることではありません。こういった意味で、このブログにおいて明確にさせて戴きました。
こういったことから、自分で治す意志さえあれば、治る可能性を秘めた頭痛です。
この場合、理解しておくべきことは、前編でお示ししましたように、片頭痛がどのような頭痛なのかをきちんと理解しておく必要があります。どのような過程を経て片頭痛にまで進展していくのかを、自分の頭痛の経過を些細に思い起こすことによって、どのような生活習慣の問題点から起きてきたかを照らし合わせてみることが重要です。
例えば、日常的に感じる極く軽度の頭痛に対して、頭痛の起きるたびに市販の鎮痛薬を服用を繰り返しているうちに、いつの間にかに片頭痛を発症したとか、ストレスの多い生活環境に置かれ続けて、日常的に感じる極く軽度の頭痛から片頭痛へと移行するとか、前屈みの姿勢を強制される作業環境に置かれ続けることによって、日常的に感じる極く軽度の頭痛から片頭痛へと移行してきたのか、といったことです。
このように、起こり始めは”日常的に感じる極く軽度の頭痛”にあります。この頭痛に対してどのような対応の仕方をしてきたのかということです。このなかには、当然のこととして「食習慣の問題点の関与」が極めて大きいことは申すまでもないことです。
ということは、最初の段階の”日常的に感じる極く軽度の頭痛”へ適切に対処しさえすれば、片頭痛は当然のこととして予防できるということです。
しかし、現在の専門家は、こうした最初の段階の”日常的に感じる極く軽度の頭痛”をまったく問題にせず、無視されるためにご家族に片頭痛の方がいらっしゃれば、当然のごとく、片頭痛へと知らぬ間に移行してしまうことになります。
また、専門家は、こうした生活習慣の問題点とか、生活環境の問題点を考慮されてこられたでしょうか? 私には甚だ疑問に思っております。
このようにして、専門家は、この初期の頭痛・生活習慣の問題点・生活環境の問題点を無視してきたことによって、片頭痛を醸成・熟成させてきたということです。このようにしてみれば、専門家とは一体何なのでしょうか? 専門家は、「国際頭痛分類 第3版β版」で片頭痛と明らかに診断できるものしか問題にされなかったことから、このように至らしめてきたということです。
こんな簡単な・単純なことに過ぎないはずです。
こういったことから、今後、頭痛診療の均てん化・普遍化を推進させるためには、「国際頭痛分類 第3版β版」をまったく離れて、頭痛診療および頭痛研究は進めていく必要があるということです。
「国際頭痛分類 第3版β版」を遵守される以上は、このような考え方に至ることはあり得ないからです。それは、製薬メーカーの論理からすれば、当然の成り行きになるということです。トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者と決別しなくてはなりません。専門家の方々は、どうしてこのような単純なことに何時になれば気がつかれるのでしょうか?
1日も早く、「国際頭痛分類 第3版β版」と決別しなくてはなりません。そうしなければ、いつまでも堂々巡りを繰り返すばかりでしかありません。