コーヒーブレイク | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 現在、当紀南地区は、梅の収穫の真っ盛りです。このため、当医院は、まさに閑古鳥が鳴いている状況にあり、ブログの更新が慌ただしくなっています。
 例年のことでもあり、最近では、余り気にせず安閑としていますが・・


 このような冗談はさておき、これまでのシリーズをご覧頂き、どのように思われたでしょうか?


 現在の学会を主導される方々は、「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準とされ、片頭痛は”遺伝的疾患”であり、原因不明の”不思議で・神秘的な”頭痛とされます。
 ところが、見方を変えて、先達の研究業績を踏まえて、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛とも考える見方もあるはずです。
 このように、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛であると考えることにより、現在の学会を主導される方々が、”謎”とされている疑問点がすべて説明可能となり、すべて氷塊するはずです。
 しかし、現在の学会を主導される方々は、絶対にこのように考えることはありません。その証拠に、片頭痛が脳のなかに異常のない頭痛と”定義”されながら、最近では、脳のなかに異常のある”中枢性疾患”とまで、定義すら覆されていることからも明らかです。
 このように「国際頭痛分類 第3版β版」が、すべてとされます。


 以前、私が慢性頭痛と体の歪み(ストレートネック)の因果関係を調べたことがあります。当医院開院以来の過去21年間の2,000例にも及ぶ症例をもとにまとめたものでした。この成績を出してから、現在の学会を主導される方々すべてに、その成績を送付し、ご意見を求めました。ところが、このなかの1名の先生だけに、その感想を戴くことができましたが、これ以外の先生方は梨の礫で、まったく無視されました。この当時は、なぜなのだろうかと思っておりました。
 その後、分子化学療法研究所の後藤日出夫先生を知ることができ、先生には、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛であると、考えさえすれば、このような馬鹿な成績を苦労して出すまでもなかったと教えられ、反省させられました。このことは、本日午前中のブログの記事で明確に致しました。
 このように、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛であると考えさえすれば、片頭痛が、”遺伝的疾患”であり、原因不明の”不思議で・神秘的な”頭痛なのかは、たちどころに明らかになるはずです。
 ”遺伝的疾患”ではなく、”生活習慣病”そのものということです。この点は、これまで明確にしてきました。


 このように、現在の学会を主導される方々がなぜ考えないのかを、さらに明確にさせたいところです。しかし、頭痛専門家の拠り所とされるのが「国際頭痛学会」が作成したとされる「国際頭痛分類 第3版β版」です。これが水戸黄門の”印籠”のごとき役割を果たしているが故に、一般の方々は、これに従わざるを得ないようです。
このような”見えない壁”が存在することも事実です。
 しかし、頭痛の専門家とは、自分の手を汚してまで、膨大な成績を集計することもなく、自分の頭を使って考えることもなく、ただ単に欧米の学者の論説を鵜呑みにし、この受け売りでしかないように私には思えてなりません。もっと自分の頭を使って思索に思索を繰り返すべきで、「国際頭痛分類 第3版β版」は二の次とし、こうした定義論争は終結すべきと思われます。いつまで評論家ぶるのでしょうか??


 このような専門家の状況を、果たして、私達、専門家でない”ズブの素人”はどのように考えるべきなのでしょうか?