「新・臨床頭痛学」の第9弾です | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 第1章では、脳のなかに異常のない「慢性頭痛」は「健康的な生活」を送ることができないことに根本的な原因があると述べました。
 健康的な生活とは、生まれつき体に備わっている「生体リズム」に沿った生活ということを意味しています。
 この生体のリズムは「ホメオスターシス」によって維持されています。


 この「ホメオスターシス三角」を形成する3つのなかの、自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与し、内分泌系は”ホルモン”と”生理活性物質”が関与し、免疫系には”腸内環境”が重要な位置を占めています。


 ”腸内環境”は、欧米型の食事に偏り、肉や脂肪・砂糖などを大量に摂取すると、間違いなく腸内環境は悪化します。
 また「ストレス」や「過労」も腸内環境に深刻な影響を与えます。「運動不足」も問題です。さらには「抗生物質」などの化学薬剤も、腸内細菌に決定的なダメージを与えます。


 このように腸内環境が悪化して、慢性頭痛が出現してきます。


 この点は、女性になぜ片頭痛が多いのか、日本人と欧米人の片頭痛の程度の相違を考察する上で重要になってきます。
 また、場合によっては、ニキビが出現すると同時に片頭痛発作に見舞われたり、片頭痛が重積する際の帯状疱疹ウイルスとの関与を考察する上で重要になってきます。


 今回は、以下のファイルです。


   第9章 腸内環境って重要なの???
      http://taku1902.jp/sub376.pdf