”足裏病変”はなぜ悪い?? | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 カサハラフットケア整体院の笠原厳先生は、以下のように述べています。


 外反母趾、指上げ足(浮足)、扁平足などの足裏の異常があると、重心が踵に片寄り過ぎており、足裏の免震機能が著しく低下し、歩行時に「過剰な衝撃波やねじれ波」が発生して首へ繰り返されることになります。つまり、足裏の異常は重心が踵へ片寄るため、2つの有害なストレスを発生させてしまいます。
 重心が踵への片寄ると、足裏のクッション作用が衰え、歩行時に「過剰な衝撃波」が首へ繰り返され、頚椎のつぶれ、左右異なる歩き方をするため体が揺れ易く、上部に伝わる時「過剰なねじれ波」となって首を歪ませバランスを悪くします。
 首の歪みとは、土台となる足裏や背骨に対し首が前に落ちていたり、逆に後に反っていたり、また左側や右側へ片寄っていたり、頚椎の生理的湾曲が少なく真っ直ぐ過ぎるため上下のバランスが悪いなどといった頚椎の特徴や姿勢を言うのです。つまり、首の(前・後)×(左・右)×(上下)の構造的な歪み(ズレ)を指すのです。
結果的に、「体の歪み(ストレートネック)」を併発してくるということです。


 足裏の異常つまり外反母趾や指上げ足(浮指)、扁平足などがあると重心が踵に片寄り足裏が不安定になります。
足裏が不安定になると、それを補うため頚に歪み(ズレ)が起こります。
その歪んだ首に、歩行時に発生する「過剰な衝撃波やねじれ波」が繰り返されるため、首が変形します。 『首の変形とは、歪み(ズレ)と微細な疲労骨折(圧迫)のことです。』
このように悪い足となる外反母趾、指上げ足(浮足)、扁平足など足裏の異常があると、 足裏が不安定になり、重心が踵の方へ移動して歩き方も悪くなってしまうのです。そして、悪い歩き方は時間経過に伴い、首に過剰な衝撃波やねじれ波という有害なストレスを歪みの多い首へ繰り返し伝えてしまうため、何倍もの負担を加え続けることになるのです。 次第に変形(歪みや微細な疲労骨折)を起こして頭痛を発症させてしまうのです。
 ですから足裏のバランスを整えて、重力の上に効率よく立ち、そして正しい歩行をすることが重要なのです。


具体的な対処法として

A. 足裏と首筋の付け根を低周波で刺激、ほぐします。足裏を刺激する目的は、外反母趾、指上げ足、扁平足などの悪い歩き方により足底筋群が疲労して固くなっているため、これをほぐします。もう一つは足裏への刺激により足底反射(原始反射)つまり踏ん張る力をつけるためです。

B. 次に専用マッサージ器(足裏天国)で足裏から首のマッサージを行い、血行促進と共に疲労を回復させ、次に行う整体が効果的かつ安全に行われるよう全身の筋肉をほぐします。

C. 足裏から全身のバランスを整える「足裏バランス整体」を行う。具体的に説明すると、足のリスフラン関節亜脱臼の整復、骨盤の歪みや猫背の調整、頚椎への安全整体です。

D. 整体の後にはその効果を持続させる為、足裏のバランスをテーピングで整えておきます。(足裏バランステーピング法)テーピングを外した後やテーピングができない場合はテーピングの代わりとなる3本指タイプの専用テーピング靴下を履きます。

 足裏のバランスを整えると、重力の上に効率よく立つことができるため自然と正しい歩行が促され全身のバランスが整うのです。また、靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れるか専用の免震シューズを履き、足裏へ基礎工事となる免震構造設計を施します。


 結論として、片頭痛の90%は足と首の異常が関係しているのです。したがって治療法も「足裏から首のバランスを整え、重力との調和を図り、自然治癒力を発揮させる。」という事が根本治療となるのです。

 このように述べておられます。


 以上のように、頭痛と「体の歪み(ストレートネック)」の関連性を指摘されます。


 従来から、片頭痛のセルフケアの一項目として、以下のように指導されてきました。


 歩き方も健康を大きく左右します。自分に合った歩きやすい靴で、きちんと姿勢よく歩いていれば、からだのゆがみを 矯正してくれます。

 これらは頭痛のためだけでなく、健康や美容にもいいことなので、実践すべきです。


 こうした事実は、どのように解釈すべきなのでしょうか?


 こうしたことから、「体の歪み(ストレートネック)」を指摘された場合、このような「外反母趾、指上げ足(浮足)、扁平足などの足裏の異常」がないかどうかも、確認しておく必要があるようです。