二次性頭痛(その他) 5 カフェイン頭痛 | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

カフェインで軽快する一方で…


 カフェインをとると、眠気や疲労感が減り、集中力や思考力が増します。私も忙しい時期には、このカフェインを含む栄養ドリンク剤をガブ飲みして机に向かったものです。
 カフェインはコーヒーや緑茶、コーラ、ココア、ドリンク剤のみならず、市販の解熱鎮痛薬、風邪薬、鼻炎薬、乗り物酔いの予防薬などにも含まれており、現代人は、知らないうちに大量のカフェインを摂取しています。
 カフェインは、二日酔いによる頭痛を軽減することが知られており、さらに片頭痛や群発頭痛などの血管性頭痛の治療にも用いられています。カフェインが直接的に脳血管を収縮させること、血管性頭痛の治療薬であるエルゴタミンの吸収を促進し、効果を増強することによると考えられます。事実、十七世紀に書かれたスイスの神経学の教科書には、コーヒーが片頭痛の治療薬として紹介されています。
 しかし、カフェインは頭痛を軽減する一方で、カフェイン禁断性頭痛と呼ばれる頭痛を引き起こします。コーヒー(一杯あたりのカフェイン含有量は100から180ミリグラム)を多飲する人(カフェインを日に500ミリグラム以上、月に15グラム以上摂取)では、カフェインの摂取中止によって頭痛を生じます。これは反銚現象(リバウンド)としての脳血管の拡張が原因です。最後にコーヒーを飲んでから24時間以内に発生しますが、100ミリグラムのカフェインを摂取することで軽快します。従って、無意識のうちにカフェインに依存してしまいます。ストレス解消のためのコーヒーガブ飲みはいけません。
 なお、最近では、コーラの飲み過ぎによって、子供がこのカフェイン禁断性頭痛を発したとする報告があります。カフェインレスのコーラなども市販されていますので、子供さんがコーラを欲しがった場合、カフェインレスのものを選んであげることが望ましいです。
「つばきは万病の薬」との諺があります。科学的には、唾液に含まれるロダン塩やリゾチームは、ある種の細菌をやっつけます。しかし、唾液には他の細菌の活動を促進する物質も含まれています。血管性頭痛に悩む方にとって、カフェインは唾液と同じく諸刃の刃です。正しい認識が正しい予防に繋がることをお忘れないようにしましょう。


「国際頭痛分類 第3版β版」では


「国際頭痛分類 第3版β版」では、「物質離脱による頭痛」のひとつにカフェイン離脱頭痛として、記載されています。珈琲を毎日飲んでいる人が、珈琲を1-2日飲まないと頭痛が出現することがあります。
 カフェイン離脱頭痛は、カフェイン摂取をそのまま止めていれば軽快します。またカフェインを摂取しても消失します。


 カフェイン離脱頭痛の「国際頭痛分類 第3版β版」による診断基準を示します。

        
A.頭痛は、Cを満たす。
B.2週間を超えて、1日200mgを超えるカフェイン摂取があり、それが中断または遅延されている
C.原因となる証拠として、以下の両方が示されている
1.頭痛は最後のカフェイン摂取後24時間以内に発現している
2.以下の項目のいずれかまたは両方
a.頭痛は100㎎のカフェインにより1時間以内に軽快する
b.頭痛はカフェインの完全離脱後7日以内に消失している
D.ほかに最適な「国際頭痛分類 第3版β版」の診断がない


 さらに、「慢性頭痛診療ガイドライン」では、どのように考えられているのでしょうか?


”片頭痛発作時におけるカフェイン単独投与の有効性,有用性にはエビデンスがない.カフェインは鎮痛薬の併用薬として有用性がある”とされています。

カフェインやカフェイン含有飲料が古くから片頭痛発作時に使用されています.我が国では,カフェイン,無水カフェイン( 0.1-0.3g ),安息香酸ナトリウムカフェイン( 0.1-0. 6 g )が片頭痛治療薬として認可されています.眠気,疲労感,集中力低下などの片頭痛の随伴症状の改善や,鎮痛薬,エルゴタミンなどの片頭痛治療薬の副作用の軽減や薬効の増強の目的で,配合剤として併用されています.

単独で片頭痛発作の急性期治療に有効であるかどうかのエビデンスは乏しいとされています(グレード C ).トルフェナム酸とカフェイン,プラセボを比較した試験では, 100mg のカフェインの片頭痛治療効果はプラセボと有意差がありませんでした.ただし,トルフェナム酸 200mg は,プラセボより有意に優れていますが,カフェイン単剤といくつかの評価項目で有意差がありませんでした .
コーヒーや紅茶などのカフェイン含有飲料が代替療法として汎用されていますが,エビデンスはありません. 1 日 200mg 以上のカフェインを 2 週間を超えて慢性的に使用していた場合,カフェインを中断した時におこる頭痛は 100mg のカフェイン投与により軽快します.この頭痛は通常拍動性ですが,片頭痛と区別してカフェイン離脱頭痛に分類されています .カフェイン投与による対症療法よりも,カフェインからの完全離脱による治療が推奨されます.
また片頭痛急性期治療薬の併用薬としてはカフェインの有用性が示されています(グレード B ).
 1998 年 Liptonらは,アセトアミノフェン,アスピリン,カフェイン配合剤が片頭痛発作時急性期治療にプラセボより有意にすぐれていることを 1220例の片頭痛患者が参加した RCT で示し,これまで経験的に使用されていたいわゆる AAC 処方(アセトアミノフェン,アスピリン,カフェイン配合剤)の有効性のエビデンスを提示しました.また, AAC 処方 ( アセトアミノフェン 500mg ,アスピリン 500mg にカフェイン 130mg) が重症片頭痛発作においてもプラセボより有意に片頭痛を改善したとの報告,月経関連片頭痛における AAC 処方の効果が報告されています.非ステロイド性抗炎症薬 とカフェインの併用ではトルフェナム酸 200mg とカフェイン 100mg の有効性が示されています .
インドメタシン 25mg とプロクロルペラジン 4mg にカフェイン 75mg の併用による頓挫療法がスマトリプタンよりも有効であったとの報告 ,ジクロフェナク 100mg とカフェイン 100 mgの併用はジクロフェナク 100mg 単剤またはプラセボに比して有意に片頭痛発作を改善させることが示されています .エルゴタミンにカフェインを併用するほうが有用であると経験的に考えられていますが,明確なエビデンスはありません.


 このように評価されています。


 それでは、現実のカフェイン離脱頭痛は、どのようなものでしょうか?


私は、毎日一年間、ダイエットコーラを1.5L飲む生活を続けていました。カフェインの摂取性は200mg/day程度です。
胃に負担がかかるので、摂取を控えたところ、24時間後から体調が思わしくなくなり、44時間頃から、離脱症状が発生しました。症状は頭痛、吐き気、肩こりなどです。72時間後にはほぼ完全に離脱症状は収まりました。



カフェインは片頭痛を悪化させる


アメリカ頭痛学会が「片頭痛とカフェイン」についてまとめていますのでご紹介します。

 カフェインには短期的には頭痛を緩和する作用があります。もしそうなら、鎮痛剤にときどきカフェインが配合されているのは、不思議ではありません。
 では頭痛持ちの人はコーヒーをたくさん飲めばいいのでしょうか。ところがそれは逆効果のようで、専門家は下記のように言います。


•カフェインは痛みに影響します。
•カフェインは頭痛に効果がある場合があります。しかしカフェインを摂るのは1週間に2回以内にすべきです。
•片頭痛の人がカフェインを週に3日以上摂ると、依存性が生じ片頭痛の頻度が高まるかもしれません。
•頻繁に頭痛がある人は、一切カフェインを取らないのが理想的です。少なくとも頻度が少なくなるまで控えましょう。


 作用メカニズムはまだ良くわかってないようですが、次のように想定されています。アデノシンという体内で重要な働きをしている物質(ヌクレオシド)があり、アデノシンは中枢神経に対しては抑制的に働きます。一方カフェインはアデノシンの作用を阻害します。カフェインに覚醒的な作用があるのはこのためです。そしてカフェインの効果が切れるとき、血管が拡張します。
 もうひとつ厄介なことに、カフェインは容易に依存性を招きます。コーヒーやコーラは癖になりますから、実感としてわかるはずです。これらが相俟って、片頭痛の人がカフェインを摂り続けるのは逆効果だ、ということになります。


片頭痛とカフェインについて


  片頭痛を引き起こす原因物質として、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインがあります。
  これは、もはや定説になっていることです。
  しかし一方で、「片頭痛にはカフェインが効果がある。」ともいわれています。
  この相反する矛盾は、何故起こっているのでしょうか。

  まず、片頭痛の原因物質としてのカフェインに触れてみます。
  カフェインには、血管の収縮作用があります。縮んだ血管が拡張することによって、筋肉も拡張します。
  当然、血管が拡張すれば、片頭痛を発症することになります。

  実はカフェインによる血管の収縮作用に、カラクリが隠されているのです。
  そしてそのカラクリとは…カフェインの量なのです。
  つまりカフェインを過剰摂取した場合、血管の拡張率も激しくなります。
  血管が激しく拡張すれば、自ずと片頭痛は引き起こされてしまいます。
  もしカフェインが適量であれば…血管が拡張したことによって引き起こされた片頭痛は、カフェインの血管収縮作用によって緩和されるわけです。

[カフェインが過剰摂取されれば、片頭痛を引き起こし…適量であれば、片頭痛を緩和させる。]

 もちろん、上記で明記した内容は一般的説明に過ぎません。

 何故なら、カフェインの「過剰摂取-適量」には、非常に個人差があるからです。
(※それを踏まえ、カフェインを摂取する必要があります。)

カフェインがもたらす脳内の変化


 人間の脳内にある「アデノシン」と「アデノシン受容体」と呼ばれる2つの物質がくっつくことで、人は“疲労”を感じます。しかし、カフェインを摂取すると、血液に乗って脳内に入ったカフェインがアデノシン受容体と結びつき、アデノシンが受容体と結合できなくなるため、人は疲れを感じにくくなくなります。コーヒーを飲むと、眠気が覚めて体がスッキリとしたように感じるのはこのためです。ただ、カフェインの摂取を繰り返すうちに、少量のカフェインでは脳へ働きにくくなくなってしまいます。これにより、人はいっそう疲労を感じ、それを解消しようとカフェインの量が次第に増えていき、“カフェイン依存症”に陥ることがあるのです。
カフェインを摂取しないと体にさまざまな不調が現れるというのは、「カフェイン依存症」の特徴です。


カフェインの主なメリットとデメリット


 体にさまざまな効果をもたらすカフェイン。眠気覚ましや気分転換に有効な一方で、胃痛などの体調不良を引き起こすこともあります。カフェインを適量摂取した際のメリットと過剰摂取のデメリットをしっかりと理解して、上手く付き合いましょう。


<適量摂取のメリット>


(1)眠気覚ましカフェインは興奮剤の一種。脳内の中枢神経に働き、眠気を抑え作業効率をアップします。
(2)頭痛の緩和カフェインには一時的な血管収縮作用があり、頭痛薬を始め市販の鎮痛薬などにも用いられています。
(3)筋肉疲労の回復カフェインは血液の流れをよくし、筋肉の疲労物質の乳酸を体内に溜まりにくくする作用があります。これにより疲労から回復しやすいと言われています。


<過剰摂取のデメリット>


(1)胃痛の誘発

 

 カフェインには胃液の分泌を促す働きがあり、胃を荒らしてしまうことも。そのため、空腹時のカフェイン摂取は避けた方がいいでしょう。


(2)貧血 


 カフェインには鉄分や亜鉛などミネラルの吸収を阻害する性質があります。特に、貧血に悩む女性のカフェインのとりすぎは注意しましょう。


(3)睡眠の質の低下

 

 カフェインは興奮剤の一種であるため、飲むとカラダは興奮状態となり、眠りにつきにくく、睡眠の質が低下することがあります。寝る3時間前からの摂取は控えましょう。


(4)自律神経の乱れ

 

 体を活動させる交感神経に働くカフェインを摂取し続けると、心拍数の増加や血圧の上昇が日常的に続く状態となり、体はつねに興奮状態に。そのため、自律神経のバランスを崩してしまい、だるさや気分の落ち込みなど身体症状となって現れます。


コーヒー党は要注意!女性に多い『カフェイン中毒』知っていますか?


 世の中に中毒を引き起こすものは数あれど、その中でも見過ごされがちなものが、カフェインです。
 コーヒー、チョコレート、紅茶など、カフェインを多く含む食品はアルコールなどと違って危険なものと認識されていませんので、周りも自分も気づかないことが多いのですが、だからこそ特に女性が陥りやすいという一面があります。
毎朝コーヒーを飲まないと落ち着かない、という人は多いと思います。カフェインとの上手な付き合い方を知って、ストレスフリーな毎日を送りましょう。


カフェインの効果って?


 カフェインと聞いて一番最初に思い浮かべるのはコーヒーかもしれませんが、実際には日本茶や紅茶、コーラ、食べ物ではチョコレートなどにも豊富に含まれています。そもそも、カフェインとは体にどんな影響を与えるものなのでしょうか。
 毎朝の習慣的にコーヒーを飲む人は多いと思いますが、これはコーヒーに脳の覚醒作用があるため理にかなった飲み方と言えます。
 眠気をストップさせ、頭の回転をよくするために、効率よくスピーディに仕事をしたい時にも有効です。また、利尿作用があるため、むくみ解消にもよいとされています。
 一方で、利尿作用があるということは体を冷やす一面もあり、冷え症の症状を悪化させたり、内臓機能を低下させるなどのデメリットがあげられます。


カフェイン中毒の症状


 カフェインは一日に100~250㎎以上で依存状態になることがあります。
コーヒーの飲み方、いれ方によってカフェイン量の含有量は変わってきますが、インスタントコーヒー1杯のカフェイン量が約70mgとすると、一日に4杯以上飲んでいる人は要注意かもしれません。
 その時の体調や時間によってもカフェインの効き方は違いますので、杯数だけではなく、カフェインを摂取した後の体調を意識しましょう。
 依存状態になると、カフェインが切れた時に「離脱症状」が現れます。代表的なものが、「頭痛」と「抗うつ」です。
 脳の血管に作用していたカフェインが切れることで、反動として強い頭痛の症状が現れます。人によっては気持ちが落ち込むなどの抗うつ症状が出ますので、余計にカフェインを渇望します。


カフェインは敵?味方?


カフェインの「脳を覚醒させる」働きは、言い換えれば「リフレッシュ」させるということです。近年では、コーヒーを飲む人は、まったく飲まない人に比べて鬱病や自殺のリスクが低いという研究結果が報告されています。
 カフェイン中毒の話をすると、どうしてもカフェインが悪者のようになってしまいますが、要は摂取量を間違えなければよいのです。
 なんとなく仕事に行くのが億劫だ、という気持ちを晴らしたり、これからがんばるぞという気合いを入れたい時、カフェインが味方になってくれます。
 常に片手にコーヒーがあるという人が突然コーヒーを断とうと思っても、口寂しさで落ち着かなくなったり、中毒症状が出ている人は頭痛で日常生活もつらいという場合もあるかもしれません。
 そういった人は、少しずつ一日のカフェインの量を減らしてみましょう。朝と昼にコーヒーか紅茶を一杯ずつ、どうしても足りなければチョコレートを摘まむなどで調節するとよいでしょう。
 また、カフェインレスのコーヒー「デカフェ」を活用するのも手です。カフェインをあらかじめ取り除いているので、コーヒーの味をそのまま楽しみながら、カフェイン断ちをサポートしてくれます。


市販の鎮痛薬の罠 


 皆さんは、頭痛・歯痛・生理痛の際には、市販の鎮痛薬を飲まれると思います。現在、多くの鎮痛薬が売られていますが、これらは大半はカフェインが含まれています。例えば
バファリンプレミアム バファリンプラスS バファリンルナi イブA イブクイック バファリンプレミアム バファリンプラスS ナロンエース ナロンエースR ナロン錠 ナロン顆粒 大正トンプク リングルAP ヘデクパウダー メリドンEV
ケロリン ハッキリエース ヘデクパウダー メリドンEV フェリア顆粒 ケロリン サリドンA サリドンエース サリドンWi
ニューカイテキZ ニューカイテキA 新セデス錠 セデスV セデスハイ ノーシン錠 ノーシンホワイト錠 ノーシン散剤 ノーシン細粒ノーシンホワイト細粒 ノーシンピュア オンタイム


 などは、すべてカフェインが含まれています。このカフェインが含まれることも薬剤乱用頭痛の一因ともされ、飲めば飲む程、錠数が増えてくることが理解されると思います。
 また、こうした鎮痛薬にはアスピリンを含むものもあり、これによってミトコンドリアの機能を悪化させ、片頭痛を増悪させてくることになります。
 このようなことから、もともと片頭痛がある場合には、カフェイン含有の鎮痛薬の服用の仕方には注意が必要とされます。


ドリンク剤のカフェイン量


 製品名/規格/製造元/カフェイン/アルコール


  リボビタンD/100ml/大正製薬/50mg/-
  リボビタンゴールド/50ml/大正製薬/40mg/○
  リボビタンDスーパー/100ml/大正製薬/50mg/-
  リボビタンA/50ml/大正製薬/-/○
  アリナミン∨/50ml/武田薬品/50mg/-
  リゲイン/50ml/三共/50mg/○
  新グロモント/100ml/中外製薬/30mg/-
  グロンサンDX/50ml/中外製薬/50mg/○
  グロンサン内服液/20ml/中外製薬/50mg/-
  チオビタドリンク/100ml/大鵬薬品/50mg/-
  プラセントップ液/30ml/エスエス/50mg/-
  ローヤルグロンビター内服液/30ml/常盤薬品/40mg/○
  ビタシースーパーゴールド/50ml/常盤薬品/50mg/-
  ユンケルD/50ml/佐藤製薬/50mg/-
  ユンケル黄帝液/30ml/佐藤製薬/50mg/○


各種茶類のカフェイン含有量(浸出液)

  カフェイン(%)
  玉露 0.16
  せん茶 0.02
  番茶 0.01
  ほうじ茶 0.02
  玄米茶 0.01
  ウーロン茶 0.02
  紅茶 0.05
  レギュラー・コーヒー 0.04
  ※ソリュブル・コーヒー 0.05


鎮痛薬のカフェイン含量


  バファリンA錠(ライオン)  なし
  ナロンエース錠(大正) 2錠中 50mg
  ノーシン錠(アラクス) 2錠中 70mg
  イプA錠 (エスエス)  2錠中 80mg
  新セデス錠(シオノギ) 1錠中 40mg
  ナロン錠(大正)    2錠中 50mg
  ハッキリエース顆粒(小林)3包 225mg
  セデスハイ 錠(シオノギ)1錠中25mg
  ケロリン散(内外薬品)1包中  60mg
  小児用バファリンCⅡ錠 (ライオン)なし
  カフェルゴット 無水カフェイン100mg


 このように身の回りには、カフェインが含まれる食品・薬品が多いことを念頭におき、市販の鎮痛薬を服用する際に注意が必要となります。
 そうしませんと、いつの間にか”カフェイン中毒”に陥らないとも限りません。
 こうしたことが薬剤乱用頭痛を引き起こす根本的な原因となっており、これにミトコンドリアの働きの悪さが追加されれば、片頭痛へと、さらに片頭痛の慢性化に連結していくものであり、決して忘れては点です。