寝過ぎで、頭痛はなぜ起きるのでしょうか?
これに対する考え方は、頭痛専門医それぞれの考え方があるようです。
こうしたものを、参考までにご紹介します。
寝すぎで頭痛が起こるワケ
寝すぎると緊張が緩み、頭の血管が広がることで頭痛が起こるといわれています。
なんとなく血管が広がるのは悪いことではないような気がしてしまいますが、一説に、血管が収縮してその後広がり過ぎた時、拡がった血管が近くの感覚神経(三叉神経)を刺激することと、同時に神経伝達物質などの放出を介して血管の周囲に炎症が広がることで、痛みが起こると言われているのです。かぜをひくと頭痛がおこるのも同じ機序ではないかとも考えられています。
ところが、寝不足でも、体にストレスがかかって頭痛がおこるのです。
副交感神経が亢進してしまいます
寝すぎると血行が悪くなるので、血管を緊張させる働きのある【セロトニン】という物質を脳内に大量に放出し、頭の中の血管が弛緩します。弛緩した血管は拡張し、それが周囲の感覚神経を刺激することで頭痛が起こる
ただし、寝過ぎで頭痛が起こる原因はまだはっきりとわかっていないようです。
ですので、現時点で考えられていることを記載いたします。
寝ている間はほとんど肩まわりの筋肉を動かすことがなく、血行が悪くなります。
そのため、長い時間よこになると肩こりのような状態になり、すると、体は血行を良くしようと血管を緊張させる働きのある【セロトニン】という物質を 脳内に大量に放出し、
頭の中の血管が弛緩します。 弛緩した血管は拡張し、それが周囲の感覚神経を刺激することで頭痛が起こると いわれています。
寝過ぎで、2種類の頭痛が起きるのはナゼ?
では、なぜ寝すぎると2種類の頭痛が起きるのでしょうか。
まず大前提となるのが、睡眠中は脳も体も休息状態にあるということです。「休息している=緊張がとけている」ということですから、脳の血管は拡張します。
それ自体は悪いことではないのですが、寝すぎたときには必要以上に脳の血管が広がってしまい、周囲の神経を圧迫することになります。これが寝過ぎによる片頭痛です。
次に緊張型頭痛についてですが、これは寝ている間に肩・首に負担がかかることが原因です。眠っている間、肩や首の筋肉はほどんど動きません(寝がえりの際に多少動く程度です)。そのため、眠りすぎると肩こりのような状態になってしまい、周りの血管が圧迫されて頭痛が発生するというわけです。
首や肩まわりの筋肉を緊張させる原因のひとつは「高すぎる枕」です。なぜ高い枕がよくないのかというと、それは首の後ろ側をひっぱることになるからです。
寝すぎて頭痛になるのはなぜ?
そもそもなぜ寝過ぎて頭痛になるのか?
それは睡眠時の脳の血流が関係しています。
メカニズムは以下のようになっています。
•寝ているときは脳の活動が抑制されている。脳が休憩している状態。
•脳が休憩していると筋肉が緩まる。筋肉が緩むと血管が拡張する。
•血管が必要以上に拡張すると、血管周りの感覚神経(三叉(さんさ)神経)を刺激する。
•三叉神経が刺激されると頭痛を促す。
つまり、寝過ぎると脳の血管が拡張して神経を刺激するために、頭痛が生じる、という事です。
もっと詳しく見ていくと、寝過ぎは体にストレスとされています。
ストレスによる頭痛の機構は以下のようになっています。
•ストレスを感じると、脳がストレスを解放しようとする。
•ストレスから解放されると神経伝達物質(セロトニン)が放出される。
•セロトニンが放出されると血管が拡張する。
•血管が拡張して三叉神経が圧迫される。
•血管かが拡張すると炎症物質も放出される。
•炎症物質が放出されると炎症が血管周りの神経に生じて頭痛が引き起こされる。
(寝過ぎと頭痛の関係について)
寝過ぎると緊張が緩んで、脳の血管が拡がります。寝過ぎて血行が悪くなると、血管を緊張させる働きのセロトニンという物質を脳内に大量に放出し、頭の中の血管が弛緩します。弛緩した血管は拡張して、それが周囲の神経を刺激することで頭痛が起こると言われています。これは、血行が悪いのを体が回避しようとして起こる反応で、血管が緩むことが原因で頭痛を引き起こします。
●睡眠過多の時間は人によって違う?
医学的に睡眠過多についての研究をするときなどに用いられる時間は『9時間』となっています。
ですが、実際のところは睡眠過多と言えるくらいの時間が何時間なのかは人によってまったく異なります。
寝だめをするときには普段より2時間以上眠らないことが大切、との説もありますので、普段の睡眠時間+2時間以上なら自分にとっては睡眠過多と考えてもよいかもしれません。
●脱水症状と頭痛
睡眠過多から起きる頭痛の原因のひとつが脱水症状です。
寝ている間には水を飲まないので喉が渇きますが、睡眠過多の場合は喉が渇いてもまだ寝ているのでさらに水分不足になってしまいます。
すると、体内での血液循環が悪化して頭痛が引き起こされるのです。
●血管拡張と頭痛
片頭痛の主な原因と言われる血管拡張は、睡眠過多によっても引き起こされます。
睡眠中に血管がどんどん拡張して血流がよくなり、頭痛を引き起こす部分が刺激されることで頭が痛くなります。
ちなみに、血管拡張の影響を受けて吐き気がする場合もあるので注意が必要です。
睡眠過多は普段の睡眠+2時間くらい、もしくは9時間以上の睡眠時間を指しています。
そして睡眠過多によって起きる頭痛の原因は脱水症状や血管拡張とかかわっています。
脱水症状で頭痛が起きているなら脱水を解消すれば頭痛の症状も軽快しますので、朝起きた時にはコップ1杯の水をゆっくり飲むようにしてください。
また、週末の寝だめをしないことも大事です。
このように、頭痛専門医の方々は申されているようです。
何が正しいのでしょうか?