現在、ほとんどの頭痛診療医は「トリプタン製剤」と「予防薬」を中心とした「薬物療法」が中心になっており、先日来申し上げたような「薬物療法」と「生活習慣の改善(セルフケア)」を併用し、これが片頭痛治療の謂わば「両輪」とすべきとの考え方を納得されない方々が、ほとんどであろうと思われます。しかし、果たしてそうなのでしょうか?
私の考えが、「独断と偏見」によるものと思っておられる方々が大半かと想像します。
YOU TUBE に以下のような、動画が掲載されています。是非とも、こちらをご覧頂きたく思います。
相武台脳神経外科・加藤貴弘先生による頭痛の基礎知識
第1回 頭痛医療の盲点
第2回 命に関わる頭痛を見逃さないために必要な3つの質問
第3回 あなたの頭痛の種類を知りましょう
第4回 それぞれの痛みのメカニズム 緊張型頭痛
第5回 それぞれの痛みのメカニズム 片頭痛
第6回 それぞれの痛みのメカニズム 片頭痛の悪化
第7回 それぞれの痛みのメカニズム 群発頭痛
第8回 それぞれの痛みのメカニズム 薬物乱用頭痛
第9回 頭痛を克服するための戦略 緊張型頭痛
第10 回 頭痛を克服するための戦略 群発頭痛
第11 回 頭痛を克服するための戦略 片頭痛症状を軽減させる戦略
第12 回 頭痛を克服するための戦略 片頭痛根本的な克服へ向けて(後編)
第12 回 頭痛を克服するための戦略 片頭痛根本的な克服へ向けて(前編)
第13 回 頭痛克服へ向けて 相武台脳神経外科の取り組み
加藤貴弘先生は、「トリプタン製剤」に加えて「自律神経系の調整」の2つを強調されています。「トリプタン製剤と予防薬(抗てんかん薬・抗うつ薬)の併用」だけの治療では、いかに「不適切な治療」であるかが、理解されるはずです。このような治療のあり方で、あなたの片頭痛は改善されたのでしょうか? 治らないと不服を訴えられれば、遺伝的疾患だから、”一生、つきあっていきましょう”と軽くあしらわれるかもしれません。
片頭痛は、決して”遺伝的疾患”でもなんでもありません。
これまでも、述べて参りましたように、いろいろな「生活習慣」の積み重ねによっておきているものです。この点を認識する必要があります。
だまされないように、自分の片頭痛をしっかり、観察していく姿勢が必要です。
こういった意味で、「相武台脳神経外科・加藤貴弘による頭痛の基礎知識」は必見の動画といえるようです。