それでは、具体的にどのように「生活習慣を見直す」べきでしょうか | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 片頭痛の方々は、基本的に「ミトコンドリアの働きの悪さ」が存在します。このミトコンドリアを元気にさせるためには、重要な点は”睡眠を十分にとること”が必要です。

 生まれつき「ミトコンドリアの働き」の悪い状態から、さらにミトコンドリアの働きを悪くさせるものがあります。それは、まず「頭痛」のたびに服用する”アスピリン”を含んだ市販の鎮痛薬であり、片頭痛・予防薬として使用される抗てんかん薬のデパケンであり、また風邪などのときに安易に使用される抗生物質です。
 そして、マグネシウム不足を引き起こす生活習慣です。これは、後で述べます。
 ミトコンドリアは細胞内で細菌のように見え、実際、昔、真核細胞生物に入り込んだある種の細菌がその先祖であると考えられています。このように、ミトコンドリアは細菌的な性質を有していることから、他の細菌類と同じように抗生物質により殺傷される可能性が高いのです。細菌に近い生物であったミトコンドリアにも少なからずダメージを与えます。特に片頭痛の人は、ミトコンドリアの数がもともと少なく、またミトコンドリアの働きが悪いために、その影響を受けやすいのです。
 こういったことから、意味のない風邪での抗生物質の服用には注意が必要です。
また、牛肉、豚肉、鶏肉など、大量生産される畜産食品や養殖魚には抗生物質を含むエサを用いて飼育されたものが多く、それらを通して抗生物質が摂取されることになりますので、これらの食品のとり過ぎには注意が必要です。
 また、アスピリン(アセチルサルチル酸)は、肝臓で代謝されてサルチル酸という強い酸に分解されます。サルチル酸は、ミトコンドリアが代謝物を取り入れる小さな穴を破壊します。その結果、ミトコンドリアはエネルギー代謝ができなくなり、最終的に死滅してしまいます。頭痛薬や風邪薬の安易な服薬は、ミトコンドリアの働きをさらに悪くさせます。こういったことから、片頭痛の初期段階である緊張型頭痛の状態で、アスピリンを含んだ鎮痛薬を頻繁に服用していますと、片頭痛への移行を早めることになります。片頭痛の段階での服用は、その鎮痛効果を悪くさせ、結果的に効かなくなります。
 また、予防薬として使われる抗てんかん薬のデパケンにもミトコンドリア毒性があり、要注意です。長期間にわたる服用では、結局何をしているのか分からなくなります。

 マグネシウム不足が持続すれば、ミトコンドリアの働きをさらに悪くさせることに繋がることになり、片頭痛を悪化させる”元凶”にもなってきます。
それではマグネシウム不足の原因はなんでしょうか?


・アルコールの飲み過ぎ


アルコールの多飲により尿中にマグネシウムを排泄する量が増加します


・毎日の牛乳摂取


カルシウムばかりが多い牛乳をいつも飲むことで2:1が望ましいカルシウム:マグネシウムのバランスが狂い、マグネシウムの相対的欠乏を招いてしまいます


・ストレス


ストレス対応ホルモンがマグネシウムの排泄を促してしまいます。


・激しい運動や暑すぎる環境


マグネシウムは汗とともに大量に排泄されます。


・食材のマグネシウム含有量が低い


日本の土壌は火山灰土でミネラルが少ないためその土壌で育った作物はあまりミネラルを含まないのです。さらに農薬の使用で土壌が枯れ以前より含有率は低下していると言われています。


・白米小麦粉など精製食品の摂取


精製過程でミネラル分がそぎ落とされてしまっています。


・白砂糖の摂取


消化分解にマグネシウムが大量に消費されます。


・加工品や清涼飲料水の摂取


これらに多く含まれるリンによりマグネシウムの吸収が妨げられます。


・食品添加物や農薬等の摂取


有害物質を解毒するために肝臓でマグネシウムを消費します。


・エストロゲン過剰(環境ホルモン含む)


本来月経期間中はエストロゲン濃度が低いはずですが、肉・乳製品・環境ホルモンの摂取でエストロゲンが高濃度になると、マグネシウムの体内濃度は低下します。
肉・牛乳・乳製品、これらにホルモン剤(エストロゲン様環境ホルモン)が含まれている可能性がある事をご存知ですか?
例えば乳牛は、早くから、そして大量にお乳を出させるために、遺伝子組み換え牛成長ホルモン
というのが投与されている事があります。日本では規制も表示義務もないですが)アメリカでは、逆にこのホルモン剤を「投与してません」と書くと、投与している牛乳の販売を妨害する、と裁判が起こり、区別してはいけないようになっています。
ホルモン剤投与でたくさんお乳を出す牛さんは、ママさん達ならわかると思いますが、乳腺炎を起こしやすくなります。その乳腺炎防ぐために、抗生剤も投与されているのです。
肉牛にもホルモン剤は使われており、日本では4種類のホルモン剤投与が認可されているようです。(EU では一切禁止されていますが・・)
ホルモン剤に抗生剤をお肉や牛乳・乳製品から取っているかもしれない、なんて、普通は気付きませんので注意が必要です。


・食の欧米化


洋食より和食の方がマグネシウムを多く含む献立ですが、食の欧米化によりマグネシウムの摂取量は低下しています。

などなど。。。

こういったことから容易に、マグネシウム不足に陥ってしまいます。
このため、マグネシウムを不足を防ぐするには? 以下の点に注意しましょう。


 ・アルコールも牛乳も程々に
 ・ストレスをためない
 ・なるべく無農薬で精製されていない物を摂取
 ・加工品清涼飲料水食品添加物を避ける
 ・環境ホルモンを避ける
 ・洋食よりも和食でマグネシウムを補給


 マグネシウム不足が持続すれば、ミトコンドリアの働きをさらに悪くさせることに繋がることになり、片頭痛を悪化させる”元凶”にもなってきます。
そして先程の「マグネシウム不足の原因」でも述べましたように、いろいろな状況で容易にマグネシウム不足が引き起こされてきます。特に、女性の場合はこの傾向が著しく、月経時の片頭痛がいつもの片頭痛よりも激しくさせる根源ともなっています。
現在、普通の人でもマグネシウムが不足しやすい生活環境にあります。とくに先程も述べましたように、片頭痛の方々はマグネシウム不足が指摘されています。このため、日常的に「マグネシウム」を摂取することを意識する必要があり、油断すればすぐに不足してしまうことになります。

 ミトコンドリアを増やす生活習慣に関しては、以下の

  「 http://taku1902.jp/sub%2016.html #ミトコンドリアを増やす」箇所の

「ミトコンドリアを増やす10の生活習慣」をご覧下さい。


 セロトニン、ストレートネックに関しては、以下のものをご覧下さい。


   http://taku1902.jp/sub008.pdf