めんたい☆キッドよ、永遠に

疋田一直です。
私は福岡県嘉麻市の山中にて、武道や整体を通じ、人間と自然を探求しています。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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昨日、子どもと九州プロレスを観に行った。

7、8年前のこと。

たまたま行った地元のお祭りで、初めて九州プロレスを観た。

息子は宙を舞うめんたい☆キッド選手に一気に魅了された。

私も妻も目の前で繰り広げられる、鍛え上げた男たちがぶつかり合う迫力に圧倒された。

以来、家族でずっと追いかけている。

2018年に福岡国際センターで開催された、10周年記念大会は忘れられない。

看板選手である、めんたい☆キッド選手と玄海選手がメインイベントで戦った。

私はこの試合を超えるものを観たことがない。

試合後の筑前りょう太理事長の感極まるお話も心に残っている。

昨年、子どもの学校に夢教室として、佐々木日田丸選手が講師として来てくださった。

以来、妻と子は日田丸選手のファンになった。

昨日の試合。

メインイベントで、めんたい☆キッド選手がタイトルマッチに挑んだ。

相手は大日本プロレスの関本大介選手という有名なプロレスラーだった。

めんたい☆キッド選手は奮闘するも、試合には敗れた。

その後だ。

アッと驚くような発表がめんたい選手からあった。

「来年5月で引退します」

私も息子も茫然となった。

どんな理由があったのだろう。

九州プロレスの象徴とも言える、大看板選手だ。

めんたい☆キッド選手が入場となると、子どもたちが一斉に花道に駆けていく。

その子どもたち一人一人とタッチしていくから、めんたい選手の入場は誰よりも長くなる。

子どもたちのヒーローなのだ。

大いなる決断。

めんたい選手は小柄だ。

年齢も46歳。

疲れも抜けきれなくなっているだろう。

飛んだり跳ねたりということも難しくなってきたのかもしれない。

長年のダメージの蓄積があるのかもしれない。

小柄な体では、ダメージが大きい。

私が観に行った試合で、大きなケガをされ、長期欠場をされたこともある。

奇しくもその日の帰り道、子どもも大ケガを負った。

そんな思い出もある。

痛みを押して頑張っていたのかもしれない。

大看板選手として、辞めるに辞めれなかったのかもしれない。

重い責任もあったろう。

自分が満足できるパフォーマンスができなくなったのかもしれない。

プロとしてのプライド。

年齢がいき、かつてのスタイルを変えて、プロレスを続ける選手もいる。

全く別の理由かもしれない。

めんたい☆キッド選手は来年5月まで駆け抜ける。

その後の人生もある。

今後、どういう人生を歩まれるのか、私はとても興味がある。

これからもずっと私はこの人を応援していきたい。

これだけの人たちを元気にしてきたのだ。

私たち家族もたくさんたくさん元気にしてもらった。

思い起こすと、目頭が熱くなる。

これからもずっとヒーローであり続けるだろう。

めんたい☆キッド選手には感謝しかない。

たくさんの思い出をありがとうございました。

選手生活はもう少し続きますが、本当にお疲れさまでした。