清浄なる北海道

疋田一直です。
私は福岡県嘉麻市の山中にて、武道や整体を通じ、人間と自然を探求しています。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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北海道に着くと、蝉が鳴いていた。

エゾハルゼミだ。

北海道にもハルゼミがいる。

福岡のハルゼミは四月に鳴き出す。

北海道の気温は福岡と比べ、ちょうど一ヶ月遅れのような感じだ。

さて。

北海道の町のすぐ側にはだいたい山がある。

まぁ、これは北海道に限らず、日本全国そんな感じだが。

ただ、北海道と他の違いは、その山のほとんどが自然林で覆われているかどうかだ。

札幌もそうだ。

すぐ側に山がある。

札幌の場合、円山原始林、藻岩原始林と天然記念物に指定されているような森が目と鼻の先にある。

これはすごいことだ。

最近は町の方にも熊が出るという。

町に非常に近い山中にも熊の巣があったそうだ。

熊自身が住んでも良いと思える環境が、都会のすぐ側にある。

それほど自然豊かな環境なのだと思う。

北海道は長く未開の地であった。

北海道の現代史はまだ200年もないだろう。

歴史がない、つまり、人が立ち入ってないから、自然がそのまま残っているのだ。

北海道は九州の二倍の面積を誇る。

そこには広大な山々があり、そのほとんどが自然のまま残っている。

植生は全く違うが、沖縄のやんばるの森からも同じ雰囲気を感じる。

ただ、沖縄は見渡す限りではない。

北海道は見渡す限りなのだ。

九州で言えば、内陸にある久住山の山々。

そんな感じの見渡す限りの自然の山々が当たり前に広がっているのだ。

その自然の森は、水が違う。

流れが違う。

そして、生み出す空気も違う。

それが北海道の空気感を生み出す。

そんな清浄なる空気や水が北海道を支配している。

そんな空気感がどれだけ得難いものなのか、そこに住み続けている人にはわからないことかもしれない。

対比できないとわからないことだからだ。

そこしか知らないと、そこの良さなどわからない。

地元民は地元の良さがわからなかったりする。

人間もそうだ。

自分の良さは自分ではわからない。

北海道は広大な海にも囲まれている。

日本海。

オホーツク海。

太平洋。

見渡す限りの広大な海に囲まれていることもその雰囲気を作りあげている。

人が立ち入れば立ち入るほど、自然は自然から遠く離れていく。

本州や九州はそうだ。

北海道の雰囲気は格別なのだ。

■今後の講座情報■

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6/7、8、9と長野県飯田市で整体講座と身体の使い方と施術体験会を行います。今年で四回目となります。人間の体と心は無限の可能性を秘めています。人間の根幹に触れていきます。自分自身とまた相手自身と。テクニックも大事です。ただ、そのテクニックを通じて、そこにどれだけ気が付いて行けるか。そこが大切です。誰にでも光り輝く未来があります。自分自身が少しでも光り輝けば、相手もそれに照らされ光ります。参加するみなさんにとって、何か気付きが得られる機会となれば幸いです。ご興味がある方はメッセージを。主催の方にお繋ぎいたします。