規律を見付けていく

疋田一直です。

私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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昨今、わりとズカズカと他人の境界に平気で入り込むような子たちが多くなったような気がします。

それは自己主張ができるというより、ただ周りが見えないだけのように私は感じます。

そういう子どもたちは、教室にいても勝手に喋りますし、勝手に何かをやろうとします。

自由に振る舞います。

和など、欠片もありません。

そんな子たちは、みなの前で何かをやるとなったとき、急に引っ込み思案になってしまいます。

初めてそこで自分がいろんな人に見られているということを意識するのでしょう。

急に何もできなくなります。

さて、そこで自己主張できるようになるにはどうしたら良いか、です。

そのためには自分自身を知っていかねばならないと私は思っています。

そして、周りも知らねばなりません。

人は一人で生きてはいけません。

たくさんの人と関わり、人は生きていくことができます。

たくさんの人と上手く関わるには、ルールを感じなければなりません。

見えるルール、見えないルール、いろいろです。

大勢の中では、自分の思い通りに進むなんてことはまずありません。

会議の中で、国会の中ではどうでしょう。

多勢になればなるほど、自分個人の意見など簡単には通ることはありません。

自分自身の力もあるでしょうが、見えるルール、見えないルール、それに添わねば上手くいかないと思います。

ただ、世の中は大きく変化しつつあります。

人と関わらないくても生きていけるようになってきました。

「和」が必要ではなくなってきたようにも思います。

今後ますます、この傾向は強くなっていくでしょう。

そんな世だからこそ、人と関わる能力というものを強く意識して鍛えておく必要があると私は思っています。

さて。

昨今、自己肯定感に溢れた変な風潮があります。

自分の思うまま生きようだとか。

それもいいよね、あれもいいよねだとか。

何でもやってみようだとか。

ただ、おかしなものまで肯定されたら、周りのものが迷惑します。

おかしな人間に自由に振る舞われたら、たまったものではありません。

人はいつまで経っても、間違ったところがあるものです。

私自身もそうです。

だからこそ、自分のおかしなところを一生かけて見付けていくのです。

西洋の個人主義が蔓延し、規律を失った家庭が多くなったように思います。

親が自分勝手なら、子ももちろん自分勝手になります。

自分自身をコントロールできない人が世に溢れています。

話が逸れました。

自分が人前に立って何もできないのだとしたら、どうして何もできなくなったのか、そんなことを考えてみるといいでしょう。

どうしたら、人前で緊張することなく、いつも通りの自分でいられるのでしょう。

どうして、緊張するのでしょう。

そんなことも考えてみるとよいと思います。

それを変えていくことは簡単ではありません。

私は、少しずつ、自分のできることを増やしていくことだと思っています。

自分の中にできることをいっぱい増やしていく。

人は大いなる流れには逆らえません。

たくさんの「できる」がある人間は、できる方向へと流れていくものです。

そして、たくさん失敗を経験することです。

挑戦した人にだけ、失敗は訪れます。

視野がどんどん広くなっていきます。

自分の視点が増えれば増えるほど、真の自由に近付いていくものです。

ただ、失敗したままではダメです。

同じ間違いを絶対にしてはなりません。

絶対に同じことを繰り返してはダメなのです。

そうは言うものの、人は同じ間違いを繰り返します。

それが同じ間違いだと気付くまでに、相当な時間がかかる場合もあります。

何十年とかかる場合もありますし、気が付かず一生を終える場合もあるでしょう。

私も今でも同じ間違いを繰り返しています。

そんなことに気が付くのも大切なことです。

最終的には、人の目など気にならないところへ行くことが大切です。

そこへ至るには、いろんなものを乗り越えていく必要があります。

人生は行っては戻り、行っては戻り、少しずつ進んでいきます。

その場その瞬間になる。

完全に入り込めればＯＫです。