疋田一直です。

私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。

日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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 三日目、私たちはついにアオカナヘビとキノボリトカゲの探索に向かいました。
 
子どもは待ちに待った探索に、心が落ち着かない様子。
 
向かったのは沖縄県中部にある県民の森です。
 
県民の森は、低山である熱田岳を中心とした広大な森林公園です。
 
訪ねてみると、貸切状態でした。
 
 
真夏の沖縄に、ここを訪れる人はまずいないでしょうね。
 
観光客も現地の人もいません。
 
私は熱田岳を登り、渓流沿いに下るルートを選択。
 
そうすれば、この県民の森を一通りグルッと回れます。
 
山の中には様々な環境があるでしょうから、トカゲたちとどこかで出会えるのではと考えたのです。
 
キノボリトカゲはどこにいるのか全く見当が付きません。
 
アオカナヘビならカナヘビの仲間なので、きっと森と草原の境目あたりで日当たりの良い場所にいるはず。
 
そんな見当をつけ、早速登って行きました。
 
森の中はほとんど日陰ではありましたが、灼熱の暑さの中、まさにサウナ状態でした。
 
あっという間に全身が汗でずぶ濡れです。
 
ハブに気をつけながら、ゆっくり探索しながらの登りでした。
 
アオミオカタニシ。たくさん見かけました。準絶滅危惧種だそうです。
 
さて。
 
これという成果もないまま、山頂へ到着。
 
山頂にも特に目印はありません。
 
ただ、たまに稜線から開けた眺望はとても素晴らしいものがありました。
 
 
妻は思わぬ登山に、少々うんざりした様子。
 
子どもも期待した成果が得られず、少々グロッキーです。
 
重苦しい空気が疋田家を包み始めました。
 
ただ、私は元気。
 
そもそも、簡単に見つかると考えている方がおかしいのです。
 
むしろ、アマゾンやパプアニューギニアなどの熱帯雨林の中、生き物を探索するときのことを考えれば、これくらい大したことないはずです。
 
みなを鼓舞しながらの、探索が続きました。
 
そんなときのこと。
 
妻が何かを発見!
 
なんと!
 
アオカナヘビです!
 
茶色を基調とし、緑がかったそのフォルム。
 
オスです。
 
図鑑の通り、本土のカナヘビと比べ、ほっそりした顔立ち。
 
夢のアオカナヘビ。
 
ついに出会えました。
 
子どもは先ほどのグロッキー状態はどこへやら。
 
テンション上がりまくりです。
 
さっそく子どもは捕獲を試みます。
 
すると、アオカナヘビは笹の上を器用に渡って逃げていきます。
 
なるほど!
 
本土のカナヘビと違い、尻尾が異様に長いのは高い草原の上を器用に伝い歩くからなのでした。
 
草に尻尾を絡め、落ちないように素早く進んで行きます。
 
本土のカナヘビにはできない芸当です。
 
結局逃げられてしまいました。
 
そこから、また注意深く探索していくと、また一匹オスを発見。
 
ただ、これも逃げられてしまいました。
 
まさに保護色。
 
周りの環境に溶け込んでいて、非常に見付けづらさを感じました。
 
その後は、全く見つかりませんでした。
 
と、今日は空振りで終わるのかと、そんな空気感が漂ってきた頃、ついにその瞬間が訪れました。
 
私が木に擬態するキノボリトカゲを発見したのです。
 
絶滅危惧種のキノボリトカゲ。
 
今度は私が捕獲を試みます。
 
何とかかんとか、捕獲に成功!
 
ついに夢のキノボリトカゲを捕まえました。
 
キノボリトカゲ
 
 
子どもも私も大興奮です。
 
ごめんね~と言いつつ、ひと通り観察させてもらい、その後は息子が自然に帰しました。
 
捕獲も持ち帰りも可能なんですが、我が子が持ち帰らないと言うのです。
 
子どものその行動は本当に素晴らしいなと感じます。
 
持ち帰ったとしても、自由を奪うわけですし、外来種ですから放すこともできず、一生カゴの中に入れておかねばなりません。
 
自分の住む土地で自由に一生を終えるのが、その子にとって最もふさわしいことなのだということを子どもは知っているのです。
 
たくさん写真は撮らせてもらいましたよ。
 
 
というわけで、この日は祝杯を挙げ、乾杯でした。
 
ただ、息子の最大の目標はメスのアオカナヘビの捕獲。
 
緑色の美しいトカゲです。
 
雄には出会えましたが、捕獲はできませんでした。
 
まだ見ぬメスのアオカナヘビ。
 
果たして出会えるのでしょうか。
 
そうそう。
 
県民の森は、植生も素晴らしく、それもまた見応えがありましたよ。
 
ノボタン
 
オキナワナナフシ
 
ヒカゲヘゴ
 
クスサンの繭。成虫も見かけましたが、沖縄にもいるんですね。
 
まさに熱帯のジャングルです。
 
オキナワモリバッタ。よく見ると後肢が鮮やかな青と赤色をしています。
 
ギンボシザトウムシ。沖縄にもザトウムシがいるんですね。
 
名護の辺りでは、クマゼミやニイニイゼミがよく鳴いていました。衝撃的だったのはこの鳴き声。どんなセミなんでしょうね。
 
つづく。
 

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