疋田一直です。
私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。
日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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先週の重さを感じるということのつづきです。
先週の道場稽古のお話です。
みなさんには、重みと感じるということをやってもらいました。
動画では三つのやり方を公開しています。
一つ目は、グローブの重みを感じ、その重みに従うこと。
二つ目は、肩の重みを感じ、その重みに従うこと。
三つ目は、イメージした鉄球を持ち、その重みに従うこと。
今回は、みなさん、どれも苦戦していました。
まずは重みを感じることができなければなりません。
重みを感じることができて初めて、それに従うことができるようになります。
三つ目は、趣向が少し変わって、意識の使い方の稽古です。
想像上の鉄球ですが、鉄球を持ったと100％思い込めるかどうかです。
実際は持っていないのですが、実際に持った身体となります。
人の想像力のなせる技。
そのものとなれば、そのものとなります。
火事場のクソ力なんてものも、その延長にあるものだと感じます。
動画には載せていませんが、意識の使い方繋がりで、相手を豆腐だと思い込んで斬るや相手を豆腐にして斬るなんてこともやりました。
難しいのは、一つ目と二つ目です。
身体を正しく使うのは難しいものです。
そこは誤魔化しがききません。
意識の使い方はかなり誤魔化しがききます。
想像では早く走れますけど、実際早く走れますかということです。
誰でもある程度思い込むことさえできれば、すぐに再現できるようになります。
人の行動は、いつでも意識と身体が絡み合います。
そこには比重があるのです。
究極は無意識の反応なのでしょうが、この辺は話が長くなるのでまた機会があれば書きましょう。
さて。
ただ、動画のどのやり方も相手に手を握られているので、それは一つ難しさがあります。
一人だけでやるのと、相手に手を握られてやるのではまるで難しさが違ってきます。
一人ではできるかもしれません。
ただ、相手がいると格段に難しさが出てきます。
失敗してしまうのは、相手を意識してしまって、相手に対して必要以上の反応を起こしてしまうからです。
それは自分が勝手に生み出した不必要な我であり、忖度です。
ここの壁をまず突破できねばなりません。
これらのことができなければ、自分には身体の重みを感じることができていないということがわかります。
治療家さんであれば、触れたときに、患者さんに自分の重みを余計にかけていることもわからないということです。
手の重み。
寄りかかられた方は重たいし、不快なものです。
そんな不快な手で、相手に触れているものです。
三十年、四十年、治療家をやっている人でさえ、そういうことをしています。
それを打破していくには、意識して稽古していく必要があります。
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