日本はアメリカと安保条約を締結しています。
アメリカは、日本が核戦争に巻き込まれた場合、核で応戦してくれる約束になっています。
「だから、日本は核兵器を持たなくても、安心だ」と、言えるのでしょうか?
残念ながら、それは幻想でしかありません。
第二次大戦後、核戦争は一度も起きていません。
その理由は、核保有国に対して核攻撃を仕掛ければ、自国も相手国から、核攻撃を受けることになるからです。
要するに、冷戦時代と同じです。
ここで、核の傘に話を戻します。
解りやすいように、ステップで話を進めます。
例えば、K国が日本に向けて核ミサイルを発射したとします。
アメリカは、K国に向けて、核攻撃するでしょうか?
答はノーです。
アメリカがK国に向けて核ミサイルを発射すれば、K国はアメリカに向けて核ミサイルを発射するからです。
その時点で、核攻撃による日本の被害は甚大です。
特に、東京都がターゲットだった場合は、官邸を含めて、全てが機能不全を引き起こします。
私の住んでいる川崎市は、完全にアウトです(泣;)
従って、核攻撃を受けないためには、日本も核武装するしか方法が無いのです。
「迎撃態勢を整えれば良いだろう」
という意見もあるでしょう。
しかし、イージスアショア等の能力にも限界があります。
イージスアショアの能力を超える数のミサイル攻撃(飽和攻撃)には、耐えられませんし、そうでなくても、取りこぼしが発生するかも知れないからです。
日本は、広島、長崎、第五福竜丸と、三度も核の被害に遭った希な国です。
ですから、核アレルギーがあることは否めませんが、現実を冷徹に見据えると、アレルギーを克服すべき時代に突入したと、腹をくくるべきです。
話は飛びますが、日本はICBMを、最速で開発できる国です。
理由は簡単です。
核弾頭の開発は、核実験をしなくても、スパコン上でシミュレーションすることにより可能です。
日本には、京、地球シミュレータ、暁光、つばめ等の、世界有数のスパコンがあります。
それに、核弾頭に必要な純度の高いプルトニウムやウランを充分に保有しています。
更に、核弾頭を搭載するロケット技術も既に獲得しています。
核弾頭が大気圏に再突入する際の、熱からの防護も、日本のセラミック技術で解決できるでしょう。
ゴーサインが出れば、短期間でICBMを開発してしまうでしょう。
じつは、一番これを気にしている国は、ロシアなんです。
このような理由から、核攻撃を受けないためには、自国を核武装するしかないのです。
核の傘は、何の役にも立ちません。
お詫びの印に、おひとつどうぞ(笑)