ハングルの悲劇 | ゆーぼーの気まぐれブログ

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日常で感じたことを気ままに書き綴っています。

昨今の日韓関係は、歴史の解釈を巡ってギクシャクしています。

韓国では、反日感情を高めるような歴史教育を行っていると聞きます。

歴史は過去の事実ですから、丹念に調べていけば、どの角度からの解釈も、近い着地点に到達するはずです。

素人ながら、歴史解釈が異なる原因を探ってみました。

その結果

「漢字を捨ててハングル文字のみにした」

ことが、真因なのではないかという結論に達しました。

■ハングルという文字

ハングル文字は意味を持ちません。

表意文字ではなく、純粋な表音文字です。

発音記号を幾つかまとめて1つの文字にしたようなものです。

例えば、韓国大統領の名前は

文在寅(ムン ジェイン)→ 문재인

무:む
L:ん

 


のように表記されます。


■ハングルの欠点

表音文字だけだと、とても困ることがあります。

それは、同音異義の言葉は、全て同じ綴りになってしまうことです。

日本語だと、こんな感じです。

"そのほしょうはどうするの?"

「ほしょう」を漢字にすると、よく使われる単語は4個ぐらいでしょうか?

歩哨、保証、保障、補償、 … 以下省略

「ほしょう」が漢字で記されていれば、目に入った瞬間にその意味を理解できます。

英語などでは同音であってもスペルが異なりますので、直ちに理解できます。

しかしハングルでは、コンテクスト(文脈)から読み取るか、説明文がないと、判別がつきません。

 

例えば、日本語をハングルに訳してみると

 

放火は素晴らしい → 방화 좋은
防火は素晴らしい → 방화 좋은

 

放火も、防火も、一緒になっちゃうんですよ。

 

おかしいでしょ!?


■漢字を捨てた功罪

これまで説明してきたように、ハングルは、ただ読むだけであれば、とても読みやすい文字です。

しかし、言葉のプロが悪意を持って書いた文章は、読み手をミスリードさせられる気がします。

1940年頃の東亜日報(韓国の新聞)では、漢字とハングル、日本語が入り交じった形で記事が書かれていました。

 


しかし、1970年から始まった漢字廃止政策により、漢字を捨ててしまいました。

結果として、現代の韓国人は、自国の古書が読めなくなってしまいました。

これでは、自国の歴史を自分では調べられないので、人から聞くだけになりますし、誤ったことを教えられても、その正当性を調べることもできません。

■ハングルは素晴らしいのか

韓国人の中で「ハングルは世界で最高の文字だ」なんて声高に言っている人もいるようですが、私は全く賛同できません。

それどころか、極めて原始的で欠陥だらけの文字に見えるのですが、皆さんはいかがでしょうか?