昔、よく彼氏と喧嘩しては
泣きながら言いつける私に、母は
 
「でもユウが〜したんでしょう」
「彼はそんなつもりじゃないでしょうよ」
 
って、いつも彼の味方してた。
 
当時はそんな彼の肩を持つ母に対して
 
「なんで彼を庇うの!」
「ママからも彼を怒ってよ!」
 
って、また泣いて。
 
だけど母は決まっていつも
どんなときも絶対に私ではなく彼を庇ってた。
そしてそれは今も変わらず。
 
 
 
でもね、後になってわかったんだ。
 
思い返せば彼はいつも、
そんな母の対応のあとに
「ユウ、ごめんね。」
って謝ってくれたこと。
 
感情的になってた表情も落ち着いて
そしてちょっとハッとした顔をして、
いつも以上に優しく背中をさすりながら
また私の話をきちんと聞いてくれた。
 
それはきっと、母がまず先に
彼の話をきちんと聞いていたことで
彼の気持ちを落ち着かせてくれていたから。
 
もしあのとき、母が
私を庇って彼を責めていたとしたら。
 
彼は「なんだよ」って、
きっと面白くなく感じていたよね。
 
そうしたらきっと
あんな風に私に優しくする余裕を
持てていなかったよね。
 
結果的に「わかってくれるのはママだけ」と
彼を悪者にしちゃっていただろうなと思う。
 
あのとき母がまず彼を庇ったことで
私はまた彼の優しさに気付けて
二人仲良くいられていたんだよね。
 
 
 
「ママ、私が可愛くないの?!💢」
って八つ当たりしてごめん。
 
「ばかだね。自分の娘が可愛いからこそ、
大切にしてもらえるようにこうしてるんでしょう」
って強く抱きしめてくれてありがとう。
 
あのときの気持ちね
やっと、よくわかるようになったよ。
 
妹が旦那さんに怒ってるのを見て
ついつい旦那さんを庇う言い方を
している自分に気が付いたときに。
 
「ごめんね。わがままな妹で。
お世話かけるね、どうぞよろしくね」
 
って気持ちでいる自分を知ったから。
 
 
 
可愛い妹が、
そしてこれからは可愛い娘たちが、
彼と喧嘩して泣いていたら。
 
「ふざけんじゃない、大切にしなさいよ!」
って、正直怒鳴りたくなるけれど、
 
妹のために、娘たちのために、
私が守るのではなく
彼からちゃんと大切にしてもらえるように。
 
そんな守り方を覚えておこう。
 
 
 
母にはいくつになっても
「ごめんね」と「ありがとう」の
気持ちでいっぱい。
 
いろんな形でお返ししていくからね。