夫婦二人で二児の子育て中の我が家。

「私が」でも「夫が」でもなく
いつも二人で一緒に子育てをするという
"ツーオペ育児"をしてきて良かったと思うのは

私も夫もどちらもが我が子のことで
『知らない』ことがない、という点。



はじめての寝返りも
はじめての離乳食も
はじめてのあんよも
はじめての「パパ」「ママ」も

その瞬間の全部を
リョータさんと一緒に喜ぶことができたし

熱性痙攣が出た夜も、
リョータさんが私をさすりながら一緒に病院へ。

熱が引いてホッとして、
泣きそうになったのも二人同時だったな。



子育ては「命を預かる」経験。
一人で抱えるには責任が重すぎて
怖くなるのは自然なこと。

一人で育児をしていると
悩んだり不安になることも、
二人一緒なら
「最善を考える」になる。

その心強さは
そのまま子育ての「楽しさ」になった。

私のことを見てくれる相手の存在が
私の心の余裕になって、
また私は全力で子供を愛することができる。

ご機嫌なママでいられたこと、
これは私にとっても娘たちにとっても
最高に幸せなことだと思う。



子供が産まれてからのリョータさんは、
目が輝いて
そして目尻にシワが増えて
頼もしさが増して
愛情表現が大胆になった。

「男性が子育てにハマると、
こんなに変わるのか...!」と驚くくらい。

「生き甲斐」と彼はよく言うけど
本当にその言葉がぴったりに感じる。

「父親として、子供たちが小さい今の期間を、こんなに毎日一緒に過ごせるのって本当に幸せだなって思う」
「もし俺が仕事だけをしていたら、この幸せを知らなかったんだな」

何度も何度も聞いたこのセリフ。

子育てという愛に満ちた毎日を、
私が独り占めしなくて本当によかった。



娘が小さい頃の表情や癖、
この時期に役立ったベビー用品、
赤ちゃん連れで行きやすいお店、

私が知っていることは
リョータさんも知っていて
私が見た娘との景色を
リョータさんも同じように見てきた。

"我が子を、私と同じ熱量で、
同じ経験をもって愛している存在"
として
私がリョータさんへ感じる
感謝と愛情と尊敬は日に日に増していて。

私のデータフォルダには
「パパと娘たち」の写真でいっぱい。



今は目の前の毎日に夢中だけれど
子育て期間てきっと振り返ると一瞬だから、
『知らなかった』でその瞬間が終わらないように
明日もまた一緒に「はじめて」を経験しよう。

いつか思い返して
あははと笑えたり
胸がキュンとする瞬間を
二人でいっぱい集めていこう。