子供を産んでから

読者さんからも取材の時でも

「子育てについて」聞かれることが

とても多くなって

 

「二人育児、実際どうですか?」とか 

「仕事と育児のバランスはどう取ってますか?」とか

こういった質問に対して

私の感覚をそのままお伝えすることに

違和感を感じていて。

 

だって実際の私は、

子育てをしていて今まで

悩んだことも

落ち込んだことも

一人で泣いたこともない。

 

「大変なこと」と聞かれても

すぐに思い付かないくらい

本音を言うと「大変じゃない」。

 

つまりは、

「大変じゃない」と思える環境で

子育てすることができているわけで。

 

そんなことを思いながら

「私は、語れるほど大変な思いをしていないからなぁ」ってこぼしたら、

リョータさんが

「ユウちゃんはしっかりママやってるのに、大変じゃないって思えるその子育て法をそのまま伝えたらいいんだと思うよ」

って言ってくれて。

 

あれ、そっか、

それならできるかも

って

 

取材時も正直に

「全然大変じゃないです」 って答えていたら

すごく驚かれたり、

「産後にこんなに元気なお母さん見たことない」

って言ってもらったりして

 

産後=ボロボロな姿

子育て=大変なこと

 

っていう世の中の刷り込みを感じたし

もっと言うと

「産後はボロボロであるべき、子育ては髪振り乱して必死にやるべき」

これができてはじめて

「凄いね」「偉いね」って

評価されるような気さえして。

(まぁ私も産後でボロボロ&プニプニなんですけどね 汗)

 

でも考えてみたら私は

誰かに評価されたり

誰かを納得させたりするために

子育てをしているわけじゃないんだし、

 

今までだって散々

恋愛観を語って驚かれてきたのだから

何をいまさらと思い直して(笑)

 

私の「大変じゃない子育て」を

正直に発信してみます。

 

 

 

私が子育てを大変じゃないと思える

大きな理由の1つが、

「リョータさんと一緒に子育てしていること」

です。

 

これはもう圧倒的な理由。

リョータさんがいなかったら

絶対に成り立っていない。

 

そもそも結婚して5年間

「子供はまだもうちょっと待って」

と言い続けたのは

“二人で一緒に子育てができる環境”を

整えたかったからで、

 

子育てを味わうための時間の確保

のために突っ走った起業初期。

 

(我が家の場合は仕事も一緒にしているため

夫婦ともに自営。

自営っていうと

時間の融通が利きそうに思えるけれど

実際は「時間を作るためのシステム化」

をする必要があるのです。)

 

なんでそこまでこだわったかと言うと

私は子供を産むために結婚したのではなくて

リョータさんと一緒にいるために

結婚したから。

 

「仕事が忙しくて会えない」

を避けるために

一緒に働くことを選んだのと同じで

 

「子育てに追われてすれ違う」

ことにならないように

一緒に子育てをすることを選んだ。

 

夫婦になるからには

できる限りの時間と経験の共有を。

というのが私の考えで

パートナーとは様々な景色や思い出を

共有していたいなと思うから。

 

 

 

「旦那さんと一緒にいられるから、そりゃラクだよね」

「そうできる環境にいるからいいよね」

って、もしかしたら思う方もいるのかも。

 

でもね、その方法があるよってことを

私は伝えたいと思ったんだ。

 

実際に子育て中によくリョータさんと

「これ一人では無理だよね、、」

って言い合ったりするのだけど

 

子供一人に対して大人が二人は不可欠

だと思う。心から。

 

ワンオペで頑張っているママたちが

沢山いる状況の子育て市場だけれど、

 

『ママが涙を流さず子育てするには』

最低でももう一人の大人の手が必要なんです。

 

上に世の中の刷り込みの話をしたけれど

ママが髪振り乱して育児する姿を

美徳としてはいけないと思う。切実に。

 

どうして苦労が前提なの?

子育てってこんなにも

愛おしくて幸せが詰まっているものなのに。

 

ママが笑顔でいられる環境を整えることも

子育ての1つだと思ってる。

 

そしてこれこそが「妊活」の

はじめの一歩であって欲しいと願う。

 

我が家が自営だからできたわけじゃなく、

(むしろ自営だからこそこんなに時間がかかった)

私の講座生やサロンメンバーさんも

夫婦二人での育児環境を整えている方は多い。

 

私もあの頃は、

「男性が仕事、女性が育児」

の分担制が当たり前で

夫婦二人で一緒に子育てをしている家庭を

ひとつも知らなかった。

 

だけど、その形では私はきっと

子供を産むことを選べなかったから。

 

もしも同じように思っている方がいるなら

子育てを夫婦二人でするために

それぞれの家庭がそれぞれの状況の中で

「二人が子育てに充てる時間の確保」を。

 

会社員なら

・育休の取得

・時短勤務の相談

・リモートへの切り替え

も、できるかも。

 

もしこのどれもが不可能な場合は

このどれかが可能な場所に移ることも

真剣に考えてみるといい。

 

だって

「子育てに時間を割くな」

という考えの場所に身を置けば

子育てをすることが悪だと

気付けば刷り込まれてしまうから。

 

もちろん時間を作る以外の

子育ての参加方法もあると思う。

 

だけど私はやっぱり男性側にも

「時間の確保」を勧めたい。

なぜなら

「一人で育児をしている時間」に比例して

「パートナーへの不満」は募っていくから。

(これは女性特有の感覚であって、男性とポジションチェンジした場合は違うかもしれないけれど)

 

 

 

少なからず私は

リョータさんがいつも隣にいてくれることで

実質的にも精神的にもラクだし

 

「どうしよう」を一緒に考えて

「愛おしい」を一緒に味わって

心強く子育てができています。

 

「夫は仕事だから仕方ない」

「育児は母親がして当たり前」

これしか選択肢がなければ、

育児が辛いものになってしまうのも無理ないし

だから選びたくても選べない...

という声を聞くと悲しくなる。

 

一人で育てる覚悟を決める前に

二人で育てる方法を探そう。

 

 

私から見える、大好きな景色。