あと少しで娘も11ヶ月。

 

時間は早すぎるように感じるし

毎月彼女の成長スピードには

驚かされるばかりだけれど

 

毎日「可愛い」が更新されていく。

育児の楽しさ、恐るべし。

 

 

「娘がかわいいー」って言うと

「でも、大変なこともあるでしょう?」

と言っていただくこともあるのですが

 

その大変ささえ、可愛いんです。

いやむしろ

大変だから、より可愛いんだろうな。

 

 

仕事に出る支度をしていると

察して「ママ、ママ!」

って泣いちゃったり

 

家の中どこに行っても

一生懸命後追いをして

抱っこをせがんだり

 

色々わかるようになってくるほど

とにかく時間が奪われる(笑)

 

仕事も家事も

細切れにしか進まないのは

なかなか大変だとは思うけど

 

でも不思議。

 

娘だと、自分を求められることの

喜びの方が勝ってしまうんです。

 

そう考えるとやっぱり人は

人から必要とされることに

喜びを感じるんだろうなぁ。

 

育児はその究極形なのかも。

 

 

最近はリョータさんが

「ユウちゃんは我慢を覚えた」

とよく笑っているのだけど

 

「そんなに私、前と違う?」

と聞くと

「うん、全然違う。諦めも受容も、物事を達観視する視点も。」と。

 

私の解説者のリョータさんが言うなら

確かに、そうなのかもしれない。

 

考えてみると育児って、

思い通りにいかないことばかり。

それを繰り返すうちに、

だんだん慣れていくのかも。

 

娘は、私のわがままや頑固な部分を

成長させてくれる

ありがたきメンターなのかもしれません。

 

 

なんだか子供って、

手をかければかけるほど

可愛く愛おしさが増していく。

 

もし彼女が生まれてからすぐに

自分のことは自分でやれるくらい

自立した存在だったら、

今のような愛おしさは

感じられないかもしれない。

 

自分の子供という特別な感情に加えて

一緒に過ごした時間の量だけでなく

「私が手をかけてお世話をした量」

が愛情に比例していく感覚。

 

そんな話をリョータさんにしたら、

「俺がユウちゃんに対する気持ちと同じだね〜」

と笑ってた。

 

あれ?もしかしてこれが

男性が彼女や奥さんに感じる

愛情の気持ちなの?

 

もし、そうだとするならば、

「申し訳ない」

「彼は疲れちゃうんじゃないか」

なんて懸念する必要は

やっぱり全くないのかも。

 

自分を絶対的に必要として

全力の愛をおくってくれる子の

わがままやお世話って

想像以上に愛おしい。

 

私、このリョータさんの言葉で

初めて「男性になりたかったかも」

と思っちゃったくらい。

 

 

自由が幸せだと思っていたけれど

幸せな不自由ってあるんだなって

娘に教えてもらいました。

 

きっとこれから

イヤイヤ期がはじまったり

彼女の個性が現れ始めるのだと思うけど

 

その度にドキドキしながら

「次はどんなわがままが・・?!」

と、リョータさんと二人で

ちょっぴり楽しみにしておきたいな。

 

(リョータさんはわがまま聞きの達人。彼からその心得をしっかり学ばせて頂こうと思います。)