妊娠する前からずっと心掛けていたこと。
それはいつか訪れる妊娠・出産・育児に関して
「夫よりわかる」というスタンスを持たない、
ということ。
結婚は自立した大人同士、
もちろん当事者はお互いで
責任が問われるのも両者だけれど
なぜだか妊娠・出産・育児って
「女性のもの」というイメージが強い。
でも、私は妊娠〜育児までを
女性のもの、と考えたくなかったし
よく聞く
「男にはわからないよ」
という一言なんかで済ませたくない。
確かに身体の変化も
お腹で子供を育てることも
命掛けの出産だって
女性側しか「体感」はできないけれど
今日はこんなに元気に動いてるよ、
胎動ってこんな感覚だよ、
赤ちゃんは今これくらいだよ、
って 1つ1つの過程を
いちいち言葉にして伝えていくことで
夫にだって経験してもらう。
(今はパパ用のアプリもあるから、
夫婦で共有しやすくなってるよね)
おかげで今、夫は
赤ちゃん用のオムツの肌触りまで
各メーカーの比較をするくらい(笑)
熱心に妊娠に参加してくれてる。
そう、育児に参加、ではなく
妊娠にだって参加。
抱っこ紐もベビーカーも
二人ともが使えるように、
の視点で選んでいるし
分娩時の入院だって
夫も同室に泊まれるように。
(夜泣き〜授乳の流れの共有)
私たちの「親」への階段は
最初の一歩目から同時にスタート。
決して私が先行くわけじゃなく、
ときには夫の方が先陣切って
頼もしく歩いてくれている感じ。
いよいよ出産までラストスパート。
最近ではむくみに悩まされているので
夫が朝晩念入りにマッサージしてくれて。
あるときから、夜にリョータさんが
手首にサポーターを付けるようになって。
痛めるくらいに何度もマッサージしてくれて
そんな姿を見たら
「男にはわからない」
なんて口が裂けても言えなくなる。
わからないこと、なんてきっと
リョータさんには何一つないよね。
きっと、彼の優しい配慮は
私が見落としてるほどにあるはず。
妊娠・出産を女性側の視点だけで見ると
つわりの大変さも
出産の痛みも
女性だけが味わってずるい、
って思っちゃうものだけど
そんな女性をサポートする側の背景を知れば
お腹で子供を育てるくらいの大変さが
きっと、あるかもしれないね。
私が10ヶ月かけて
赤ちゃんを育ててきたように、
夫が10ヶ月かけて
私を母にしてくれた。
お腹の子供を守ってきたつもりだったけど
きっといつだって彼に守られてた。
この気持ち、ずっと忘れたくないな。
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