『先に体の関係を持ってしまいました』
これは先日の音声配信でのご相談。
この相談を読んで、ビックリ！！
と、なるはずもなく
「あぁ・・・」
と、声が漏れました。
だってこの内容に
驚かなくなっているほどに
これはもう恋愛の悩み”アルアル”だから。
「ダメだよ、女の子なんだから、
身体をもっと大切にして！」
なんて回答、質問者さんは求めてないし
そんなこともうわかりきってるはず。
いや、実際はこんな常套句を
私も当たり前に前置きしたのだけど
でもね、
本当はわかってる。
質問者さんは別に自分の身体を
”安売り”したわけじゃないってこと。
簡単に、許したんじゃないんだよね。
その裏には
いろんな心の葛藤があって
それは
「この関係を進めたい」という焦りだったり
「嫌われたくない」という恐怖心だったり
「今、触れていたい」という本心だったり
大好きな人を目の前にして
「断る」勇気を持つことって
口で言うほど、簡単じゃない。
それは
先に関係を許したことが
今までに一度たりともない私にだって
わかるくらいのこと。
でもね、だからこそ、
同じ女として心を鬼にして。
『あなたのそんな葛藤を、彼は知る由もなく、
ただ”簡単に”許した女、で終わっちゃうんだよ』
そんな悲しいことって
そんなバカみたいなことって
ないと思うから。
だけど、
女性の繊細さを
生物学的に持ち合わせていない男性相手に
「その背景にある繊細な感情」を
汲み取らせる方が不可能な話。
だからこそ
コミュニケーションで理解を深めるのが先。
あなたの説明を
あなたの愛し方を
あなたの口から説明してあげるのが先。
こういうケースって
なぜだか男性が全面的に悪者になるけど
私はこう思う。
『彼が私を選んでくれない、じゃなくて
あなたが”彼と付き合うこと”を選ばなかったんだよ』
もっというと
『彼の彼女になること、よりも
今、彼に触れていること、を選んだんだよ』
だって
先に体の関係を持つことが
彼の彼女になる、という目的に対して
明らかに不利になるということくらい
誰だってもう、知っているはずで
それは、予期せぬ結果ではないでしょう？
『私はまだ、あなたの彼女じゃないから』
の一言が
彼との後の関係に有利に働くことは
模範回答として成り立っていて。
それを知らないはずのない彼女が
そうしなかった理由は、なぜ？
たとえそれが一時的であったとしても
「今、一番近くにいること」
を望んだからだよね。
で、あるならば
今彼が「付き合えない」と言うのは
彼の選択ではなくあなたの選択。
選ばれなかったんじゃないんだよ、
選ばなかったんだよ。
私たち女性が
男性から雑に扱われるのは簡単。
そしてその逆をすれば
男性に大切に扱われるのだって簡単。
女性が幸せに生きる上で
絶対的に必要なスキル。
それは、
一時的な感情に負けない強さ
だと、改めて思う。
私はきっとすごく不器用で
こんな”アルアル”な相談も
「ま、そんなこともあるよね」
で受け流せない性格で
音声では白熱して喋っちゃった。
だってこの質問者さんは
「雑に扱われてもいいや」
なんて、思っていないと思うから。
自分の幸せを願わない人なんて
一人もいないと思うから。
隣で収録してくれていた夫は
そんな白熱した私を察して
いつにもなく何度も深く
頷きながら聞いてくれていました。
そしてこの回の音声には
配信後こっそりと
「実は私も・・・」の声が
届いたりして。
だけどよかった、
みんなにちゃんと届いてた。
自分の幸せに覚悟を決めた
決意の声を、私に聞かせてくれた。
ありがとう。
あぁ、同じ女性として
贈りたい言葉は尽きないけれど
「求められる」女になるのは簡単。
だけどそれは魅力とは言わない。
私たちはいつだって
「与えたくなる」女を目指さなきゃ。
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