主人と付き合う前の話。

ほぼ毎日のように届く彼からのメールには
返事をしたり、しなかったり。

「ユウちゃん、今週の土曜って空いてる?」
というようなあからさまなお誘いメールには
返事をしていなかったの。

特に行きたいわけでもなければ
すぐに断るほど嫌なわけでもない。

可でも不可でもなかった彼に対して
私がとった行動は、
" 気が向いたら返事をする "
でした。

それでもあまりにも誘ってくれる彼には

「もし、リョータさんが
付き合いたくてアプローチしているのなら、
申し訳ないけど他を当たってね」

とはっきり伝えることで
誠意を示そうとした私に、

「なんで?俺がしたくてしてるんだよ」

と返す彼。

「ユウちゃんにメールを送るのが楽しくて
ユウちゃんをデートに誘いたくて、
勝手にやってるんだからいいんだよ〜」と。

あら、そうですか。
じゃあ、まあ、いいか・・・

と言われたまま受け入れてみたら
なんだかすごく、ラクだった。

「返事、返さなきゃ」
と思ったことはないし

「私は付き合う気ないのに、いいのかな」
「気を持たせて悪くないかな」
と考えることもなくなって

「それでは、気が済むまでどうぞ〜」
という感じ。

なんだかデートって
誘う方も根気がいるけど
断る方だって気を遣う。

だけど、
彼はあまりにも気楽で
そして楽しそうで。

私は返事を返さなくたって
付き合うことにならなくたって
今この時間を
自由にさせてあげることだけで
彼は喜んでくれているみたいで。

そのとき彼は、
すごくすごく楽しそうだった。

おかしな話だけど
「片思いって、いいな〜」
って思ってしまうくらい。

そして、そんな
" 片思い上手な彼 "との日々は
私もなんだか楽しくて。

恋においても例外でなく
楽しさって伝染するんだなって思ったの。

あまりにも楽しそうに
片思いをする彼と一緒にいると
私もすごく楽しかった。

で、気付けば家族になってた  笑

でも、今思うのは、
もしあのとき付き合わなかったとしても
彼は私との恋を満喫しただろうなってこと。

今も主人は
ものすごく楽しそうに
私を愛してくれていて。

そんな彼の隣に居るから
私も楽しみながら彼を大切にしてる。

すごく基本で
言うまでもなく当たり前のこと。

『好きな人がいるって、無条件で楽しい』
ということ。

報われるかどうかとか
この時間が無駄にならないかとか
そういうのは一旦置いておいて。

「今」を楽しむためには
片思いって最高の時間の過ごし方。

楽しまないなんてもったいないよね。



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