本当に、1日のうちに何度
主人を叱っているのだろう・・・
と、自分でも数え切れないほど
毎日毎日懲りもせず、
しっかり1つ1つ叱っている。

正直、怒るのって面倒くさいし
言うのも疲れるし・・・
放っておいておけるのならば
その方がよっぽどラクなのだけど

仕方ない、二人で生きるのを決めたのは私。
ということは、
二人になった分の面倒くさいこと全部
まるっと引き受けないといけないのだ。


「ユウちゃん、なんでそんなすぐ怒るの・・・」
とたまに本気で凹みながら
聞いてくる主人に、

(怒ることの説明から?!面倒くさすぎる...!)
と内心逃げたくなっても、

「本当にね、
怒らずに済ませていいのならどんなにラクだろうね。
いいよいいよってなんでも許せたら
こんなに労力を使うことはないし、
私は優しい奥さんでいられて
良いことしかないように見えるよね。

それなのに、なぜ、
わざわざ疲れ果てるまで怒って、
大好きな人の前で怖い顔になって、
嫌われるリスクをとるのだと思う?



それはね、リョータさんのことを
本気で叱ってくれる人が他にいないからだよ。

リョータさんが
ズルしても
ラクしても
失敗しても
逃げても、
他人はね、怒らないの。
いいよいいよって、
優しく簡単に許してくれちゃうの。

だって、
あなたが苦労しても損しても
人には関係ないからね。
そして反対に、
あなたが成長しても得をしても
それもまた人には関係ないから。

だったら、
わざわざ叱るのって面倒だし、
自分が悪者にならないといけないし、
自らそんな役を買って出ることなんてせずに
優しくいられる方を選ぶのよ。
"優しい無責任"でいるのが一番ラクだからね。



・・・で、
私はなぜ、そんなにラクな
"優しい無責任"を選ばずに、
わざわざ怖い顔して叱ってるんだっけ?

それがわかったら、
今、私にはなんて言うべきなんだっけ?」



と、時間をかけて考えさせながら
彼が理解していない部分を説明する。

これをもう何万回と繰り返してきたので、
私が本気で全力で叱ったあとは
「ユウちゃん、気づかせてくれてありがとう。」
と主人にお礼を言われて試合が終了するまでに。



『叱ってもらったら"ありがとう"』
これは二人でつくったルール。

大好きだからこそ、大切だからこそ、
嫌われないようにするのではなく
嫌われ役にでもなってあげる。

「叱ってくれてありがとう」
「わかってくれてありがとう」
不満も意見も飲み込まずにぶつけたら、
最後はお互いに感謝の言葉が出るまで話す。

そうやってゼイゼイしながら
私は今日も彼を全力で叱りました。
(ああ、疲れた・・・。)



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