「腰が痛いんです!」
という患者さんに対して僕は,
「腰が痛いんですね。ちなみに,なぜ痛いか分かりますか?」
と聞くことがあります。
するとたいていの患者さんが黙ってしまいます。
ここで,
「患者は専門知識を持っていないのだから,
答えられなくて当たり前じゃないか!」
と思った方,確かにその通りです。
しかし,ここで僕は,
正確な答えを患者さんに求めているわけではないんです。
僕が問題視しているのは,
多くの患者さんが,
自分の痛みに対する「仮説」すら持っていないということです。
自分の抱えている身体的問題に対して,
自分なりに仮説を持ってみるということは大切です。
それはつまり身体について普段から考えている,
ということですから。
ただただ盲目的に,痛みを受け入れていてはいけません。
と,前置きはこのくらいにして,
本題です。
身体に発生する全ての痛みは,
発生するメカニズムがあります。
それは,
「必ず神経・脳が関わっている」
ということです。
この2つが関わっていなければ,
痛みは全く感じません。
例えば,
爪を切っても全く痛みを感じません。
これは,
爪そのものには痛みを感じる神経が,
ないからです。
同様に髪を切っても痛みは感じません。
髪にも痛みを感じる神経がないからです。
痛みというものは,
①痛みを伝達する神経が信号を発信し,
②それが脳で痛みとして認知された時に生じます。
腰痛でも基本は全く同じです。
腰が痛むというのは,
腰の痛みを感じる神経が信号を脳へ送っているということです。
ではなぜ神経が痛みの信号を発信しているのか?
ということが重要になってきます。
もしその原因が解消できれば痛みが消えるからです。
今回はその部分に焦点を当てた説明をしています。
【YouTube プチ講義 痛みについて】←クリック
このメカニズムは腰痛に関わらず,
他の多くの痛みの原因にも通じますので,
頭に入れておいてください。