どうも、ライブです。

 

とうとうぶっ壊れたのか立花さん、議員をやめてしまうなんて。書類送検された時、あれほど有罪になっても議員は辞めないと言っていた立花さん。どうしていきなり議員を辞職することになったのか?

 

いいえ、壊れてはいません。その裏には、おそるべき戦略が潜んでいたのです。

 

今回のN国シリーズでは、その華麗なるタクティクスをご覧に入れます。立花さんの辞職に心配されてる方は、短いですが今回の記事を読み終わる頃には笑いが止まらないことだろうと思います。

 

 

立花孝志参議院議員辞職をぶっ解析す!

 
 
参議院や衆議院議員は、欠員が出た時に補欠選挙をすることになっています。今年8月、埼玉県知事の大野さんという方が参議院を辞職したことによって、この埼玉補欠選挙が行われる予定です。
 
で、今回立花さんは、その参院埼玉補選に出馬するそうです。
 
「待て!議員やめるって話じゃなかったの?」と思われるかもしれませんが、議員辞職と今回の出馬は、実は繋がった一連の出来事なのです。
 
要するに、立花さんは埼玉補選に出馬し、参議院に当選(あるいは当選しなくても)することで、今までの参議院の立場を自動失職するというわけです。1度に二つの議席を取ることはできませんからね。
 
ではそもそもなぜ今の議員を辞めて埼玉補選から再び議員になるのか?
 
 

ここで立花式新選挙術

 
皆さんは前回のN国シリーズで述べた「立花式新選挙術」を覚えてますでしょうか。それは、選挙活動と政治活動を別の人がやるという手法でしたね。実は立花さんは、今まさにその手法を早速実践しているのです。どういうことか順を追って見ていきましょう。
 
  1. 立花さんが辞職する。
  2. 比例2位の浜田聡氏がN国所属参議院に繰り上がる
  3. 立花さんが埼玉補選で当選した場合、N国参議院議員が2人に
 
これにより、立花さんは実質N国の議席を一つも減らすことなくノーリスクで二つ目の議席を取りに行けるのです。
 
実は、立花さんは参議院議員に「比例代表で」選ばれています。どういうことかというと、立花さんの名前ではなく、「N国党」が選ばれていて、その中に1位で君臨する立花さんが議員をやるということになっているのです。
 
したがって、小選挙区で当選した大野県知事とは違い、比例代表で当選した立花さんはやめても控えがいるため、議席を失わないのです。
 
ここで皆さん、「いや、何も立花さんが埼玉補選に出なくても、誰か候補者を立てればいいじゃない。何もそこまでややこしいことしなくても」って思う人もいるでしょう。
 
ですが考えて見てください。あなたなら、どこの誰とも知らないN国候補Aさんに投票したいですか?それとも党首立花孝志さんに投票したいですか?
 
もはやN国=立花さんというイメージです。実際党は立花さんのワンマンで「NHKをスクランブル化する」という思想のみで動いています。その立花さん直々に選挙に出るわけです。そのインパクトは、Aさんには申し訳ないですが計り知れないです。
 
リスクについても見て見ましょう。もともと立花さんが嫌いな層なら、立花さんであろうが候補者Aさんであろうが投票しませんので、実質何も変わりません。しかし、立花さんは好きだけど、Aさんが知らないから不安な有権者層はどうでしょう?そういう人の票をN国が確実に得ることができます。これにより、埼玉補選の議席獲得のチャンスが大幅に上がることが期待できるというわけです。
 
皆さんも、議席を一つでも多く獲得できそうな戦略があればやりたいはずですよね?
 
 

結論

 
前回の記事で堀江さんが出馬すると書きましたが、これも同じ話で、衆議院選になれば、堀江さんも同じことをするのです。今回は、思わぬタイミングで先に立花さんが自身の新戦法を自ら披露したに過ぎないということです。
 
この方法によって、2議席を得るチャンスを格段に高めることができるというのと、立花さんがもともとこの手法を使おうとしていたことが、これでお分かりになったと思います。
 
最後に、立花さんは今回の決定を下す際、「議員を辞めるかどうかで一晩迷った、既得権益と戦う側のはずの人間が既得を手放すのを迷うとは、なんとも既得権益の魅力は恐ろしい」と言っています。他の政治家は真似できませんね。
 
 
というわけで、立花さんの辞職に心配されている方はいかがでしたでしょうか?安心できましたか?
 
いやはや、この手法は以前も記事にしたので知っていましたが、いざ目の当たりにするとど迫力ですね。
 
では次のN国シリーズでお会いしましょう。
 
 

立花さんの辞職宣言はこちら

堀江さんの解説はこちら

辞職に関する記者会見はこちら