リハビリの世界に30年以上携わり、その経験と今回本を書くにあたり、多くの人の話を聞く機会に触れ、この業界の「闇」を痛感した。
どのような「闇」かと言うと、パワハラ、モラハラ、アカハラそして実際の暴力といった、職業以前の人間としての資質による問題である。
この問題の解決には、より高いレベルの教育あるいは全く異質の教育が必要だと思う。
教科書に書いてある、上っ面の知識だけを試される教育からの脱却が、必須だと思われる。
「あなたは自分が利口だと思いますか?」
これはケンブリッジ大学で実際に出題された入試問題だそうです。
ほとんどの理学療法士は「はい、私は利口です」と答えそうで怖い。
あるいは「いいえ、私は利口ではありません」と答え「あっ、そうなんだ」と思われそうで、また怖い。
どのように答えることが賢明なのか?非常に考えさせられる。
理学療法士は自分のとる行動、発する言葉が、賢明なのかどうかよく考える必要がある。
利口なだけでは、人の世は通用せず、賢明さが要求される。
しかし、利口さと賢明さは皮肉なことに、相性があまり良くないように思う。
やはり、せめて実習指導者には、哲学的な素養を身につけている必要があると思う。
最後にもう一問。やはりケンブリッジ大学の入試問題。
「高齢者を生かしておくために、国民健康保険のお金を使うことに何の意味があるでしょうか?」