?「はーい?」
この声、この前田ってとこの母さんかな?
…ん?
足音が1つだけじゃねえような気が…?
ガチャ。
麻「あっ、どうも。」
親父さんと母さんってとこか?
んで、もう1人…
は…
友「…///」
スッ。
俺は慌てて親父に顔を向けるような感じで目を反らした。
娘だと思う子から…///
?「はい、どちら様でしょうか?」
質問してきたのは母さんだと思われる人だ。
…って、親父さんも母さんも背低くね?
娘さんは俺よりは身長あっけど…
麻「私、こちらに引っ越してきたばかりの板野、板野麻里夫と申します。」
高「あぁ、どうもです。私は前田…前田みなみです。こちらは旦那の優人。娘の敦子です。」
優「どうもで~す♪奥さん、よろしければこれから俺と一緒にお食事…」
バキッ!
優「ぐはぁっ!?(泣)」
高「自分の奥さんと他所の旦那さんが見てる前で堂々とナンパすな!(怒)」
うん、ほんとそうだな…
この親父さん、相当な女好きだぞ、ぜってぇ…
高「すみません、家の旦那が…」
麻「あぁ、いえ、大丈夫です。奥さんが全力で止めていただければ。それに家の奥さん、軽くスルーすると思うので(笑)」
陽「だって陽菜、麻里ちゃんとラブラブですもん♡ね~♡」
麻「そういうことです♪(笑)」
こっちはこっちで人前で堂々とラブラブ宣言かよ…///
マジで恥ずいのに付き合わさねえでくれ…///
こっちの身にもなってくれ…///
高「そ、そうですか…///それで、どういった事情でこちらに引っ越されたのでしょうか…?差し支えなければお聞きしてみたいのですが…」
麻「あぁ、お仕事の都合上といったところです。…そういえばまだ紹介してませんでしたね。こちらは家の奥さんである陽菜。これが息子の友哉です。」
陽「どうもで~す♪」
友「これって言い方すんじゃねえ。俺はなんかの道具かっつーの。」
麻「細かいこと気にするなって。すみません、家の息子ちょっと口悪いもので…でも根は良い子なんです♪」
高「息子さんは、中学生ですか?」
プチンッ。
友「俺はこれから秋葉原高校の高1になるんだ!身長だけで決めつけんな!」
麻「おい、とも。…すみません、ちょっと身長にコンプレックスを感じてるものですから…」
高「いえ、こちらこそかえって失礼しました…でも敦子と一緒ですね♪敦子も秋葉原高校の1年生になるんです♪」
友「え…?///」
マ、マジで…!?///
同級生で学校も一緒…///
…ってちょ待て!?///
俺、やっぱ…!?///
敦「えっと…友哉くん、だったっけ…?これから、よろしくね…?」
友「…///」
ダッ!
麻「あっ、おい!とも!」
もう一度敦子って女子と目が合った時、俺は無意識にその場から逃げ出していた。
逃げたわけ?
多分…
いや、間違いねえ…///
…惚れちまったんだ///
…敦子って女子に…///
つづく