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…俺は携帯電話を取り出した。夜の11時半。時刻を確認し、公園にあるベンチに座った。
今現在。時はめぐり、あの3日間から5年後。あのときは高校2年生の時だったから…17歳か。今は22歳。あの時の約束はちゃんと守っている。社長の座を継ぐという現実から目をそむけずに生きている。
携帯電話にはあのとき俺が買ったガラス細工に紐をつけ、携帯ストラップのようにしている。ガラス細工の桜の花びらはところどころ欠けている。しかし俺は忘れられない。毎春この桜公園に来ているが…いいや、何故か吸い寄せられるように足を運んではいるものの、彼女には1回も会っていない。彼女のことしか考えられないし、誰かのことを好きになろうとか新たな恋をしようとかも思わなかった。自責の念は今でも残っている。あの時言っておけばよかった…という。悔やんでも時が戻るわけではないのに、俺の心には苦々しくその傷は残っている。

あぁ、それにしてもいつ見ても綺麗な桜だ。今の季節は春。満開の桜が俺の目の前にある。どこか幻想的な雰囲気をかもし出している。
「…すいません、隣よろしいですか?」
いきなり声をかけられたものだから、びっくりはしたが、俺はさほど気にせずその人物を隣に座らせた。
「桜…綺麗ですね。」
「あぁ…そうですね…。」
「ここの桜に特殊な思い入れでもあるんですか?」
色々聞いてくるな、と少し不審には思ったが、その時の俺の気分は悪くなかったようで、ぺらぺらと話した。
「いやぁ、ここが5年前僕の恋人と僕が別れた場所なんですよ。」
「別れた…と言いますと?」
「別に関係が続かなかったとかではなくて、離れ離れになってしまった所なんですよ。あぁ、あのときいきなり風が吹いてきて、目を話した隙に彼女は…。毎年、春になるとここへ帰って来てしまうんですよね。」
俺は、質問に答えた後、隣の人物に目を向けた。
そこに座っていたのは綺麗な女性だった。よく見ると、首にペンダントを下げている。…桜の花びらの形をしたガラス細工が下げられている。これは、あの時俺が買ったおそろいの物…。
「そうですね…本当にあの時は申し訳なかったです。でも、『シン』も元気そうで何よりです。」
間違いない。桜の花びらの形をしたガラス細工、彼女しか呼ばない俺のあだ名。彼女は正真正銘、吉野御法だ。
「吉野…なのか?」
「そうですよ。私もやっとこの思い出深い場所に帰ってくる事が出来ました。」
「そうだったのか…。じゃあ、あの時言えなかったことをここで言っていいか?」
吉野は頷(うなず)いてくれた。
5年間という歳月は本当に長かった。しかしこの気持ちだけは変わらない。あの時言えなかったことで失くしていたチャンスをもう一度与えられたのだ。
…言う心の準備は出来ている。
「俺は…染井清壱郎は…吉野御法。キミの事が好きだ。」
彼女…いや、御法は俺に昔のままの笑顔を見せてくれた。

                                  Fin…

                   あとがき。
(注)学校で見せる分と、ネットに公開する分。あとがきを分けて書くのがとっても面倒臭いので、一つに統一します。
こんにちはー。このしょぼい小説を書いた、ナンバーとか言うクソガキです。最近学校では俺の事をオタクとかドMとか知ってるやつ意外に多くてびっくりだよ!ってか、俺の事をMたんって呼び始めたやつは表に出ろ(何)
えー、この小説は恋愛小説でございます。俺は恋愛なんてした事ないので、カップル?デート?何すればいいの?って感じだったので変な部分があるかもしれません。…さすがにデートでゲーセンは行かないかな!?やっぱり!俺の文章力の低さのせいだよ!俺は悪くないんd(殴
小説を書こうと思ったきっかけはと言いますと、ネットで知り合った「郁夜」という少年にですね。俺、小説書こうと思うんだけどどうよ?と聞いたところ、恋愛小説を書いてみやがれというね…。
俺が小説書くときって、大体キャラから作り始めるんだけれども、今回出したキャラは結構前から考えてたキャラを出演させてみました。
主人公である「染井清壱郎」は社長の息子ということで、金とか地位とかそこらへんのドロドロしたストーリーの主人公にさせようとか思ってたんですが、俺の文章力のなさによって挫折。ヒロインである「吉野御法」はなんか出てきた。っていうか、キャラの特徴を書いていたノートに「染井清壱郎」とコンビで出てきてたから、一緒に出しとくか…的なノリです。まぁ、思惑はあったんですけどね。名字だけ合体させると「ソメイヨシノ」になる…とか。桜についての小説じゃなかったら分からなかったかもね。
小説の原案を書き始めたのが夏休みの終わりごろで、原案を書き終わったのが10月の中旬。そんで清書し終わるのが12月ってどういうことなんだよ…と自分のダメさ加減を再認識。いつまでに書けなかったら罰ゲーム☆ とかリア友とかとやってたけど、結局締め切りは守れず罰ゲームと。その時のことはあんまり思い出したくないから聞いちゃダメだぜ!(死んだ魚の目で) まぁ、この小説を読んで「おもんねー。」と思ったり「まぁ、いいんじゃね?」とかそういう感想は色々あると思います。でも俺の中では一瞬でも「面白いじゃん…」と思ってもらえれば幸いです。
てなわけで、謝辞など。
この小説を書こうと思わせてくれた郁夜。原案をバスの中で書いている間、ノートを覗き込まないで居てくれた、阪急バスご利用の乗客の皆様。
そして、この文章力のない稚拙な小説を読みたい!と言ってくれた人達に感謝を。
また、他の書いたら読んでやってもいいよという方がいましたら言ってください。こんなもの書いてみて欲しいとか、そういうリクエストも募集してみます。まぁ、ご期待に添えられるかどうかは分からないけどね!でもやる気は俄然変わってきます。それでは皆さんまた会いましょう!