定点観測

 

 4回目の参加となる、この大会。

4年前、ふとしたタイミングで見つけて、出てみようかとその気になって、深くも考えずに申し込んだ。 画面に従って、いくつかのボタンを押し、いくつかの入力をし、決定ボタンを押す。申し込み完了。3キロの山コースを走ることになったのだが、5キロの部があることを大会会場で知る。これが運命だったのかもしれない。以来、3キロの部に参加を続けている。5キロの部にでないのか?うーん、3キロでいいかなぁ。3キロでいいんですよ。明確な理由はない。

 

 今年も良い大会だった。走る前は、緊張で胃が浮き上がりそうになる。何の緊張なんだ?冷静になって、分析してもよくわからない。ここにも明確な理由はないのかもしれない。

 

 スタート地点にで最終コールを受け、スタート目前、足元に目線を感じつつ、ラインに整列していると、中学生らしき若々しい声で、「〇〇さん、がんばってください!」という声援が聞こえる。プログラムで調べてくれたのだろうか。うれしい限り。

 

 声援を受けたからには。

 

 スタートの号砲と共に、Bダッシュ。

 

 50mほど行くと、Bダッシュの勢いは衰え、少しずつ抜かれてしまう。完全に調子に乗ってしまって、呼吸がしんどい。スピードを上げたくてもあがらない。登り坂もきつくなる。300m進んだ頃だろうか、気づくと周りの選手が落ち始めてきた。こちらは、最初の勢いはもちろんないが、淡々と登り続け、ペースを保てている。そして、ここで、下り。

 

 重力に任せて、落ちていく。山道でも公園内ということもあって整備されている。何人か、抜いた後、前には誰も見えなくなった。先頭は、かなり速い。

 

 少し登り返しがあり、もうひと踏ん張りしたあと、あとはもう数百メートルの下り。ここからは、もうあと先考えず、全力のBダッシュ。

 

  ゴール後は、走友の方々との談笑を楽しみ、帰路についた。

 

 大会の委員長らしき方から、「また来年もぜひきてくださいね!」と言われた。

 

 もちろんですよ。